舞台上には1本の白いライン

2015.12.22

劇団四季がミュージカル『コーラスライン』(原案・振付・演出:マイケル・ベネット)を12月29日(火)~1月4日(月)に福岡市博多区住吉のキャナルシティ劇場で、1月6日(水)に鹿児島市与次郎の鹿児島市民文化ホールで上演する。

劇団四季 ミュージカル『コーラスライン』
劇団四季 ミュージカル『コーラスライン』撮影:上原タカシ

新作ミュージカルでのコーラスダンサーを選ぶオーディションが行われている。最終選考に残った17人が、1本のラインに並ぶ。演出家ザックが彼等に問いかけた。
「履歴書に書いてないことを話してもらおう。君たちがどんな人間なのか」
自分の人生では誰もが「主役」であり、境遇も悩みもそれぞれである。選考が進んでいくうちに、ポールが足を痛めてしまう。全員がかけより手を貸す中で、オーディションの下、共に舞台を目指す仲間意識が生まれていることに気がつく。そんな中、演出家ザックは皆に問いかける。
「もし、今日を最後に踊れなくなったらどうする?」
「悔やまない。選んだ道がどんなにつらくても全てを捨てて生きた日々に悔いはない」
そして、最終決定は下された。

劇団四季 ミュージカル『コーラスライン』
劇団四季 ミュージカル『コーラスライン』撮影:上原タカシ

『コーラスライン』は、ダンサーたちが実際に語った身の上話を基に、振付家マイケル・ベネットがミュージカルに再編成した作品。ミュージカルの聖地と呼ばれるブロードウェイで、仕事を求めてオーディションを渡り歩くコーラスダンサーたちの人生を描く本作は、従来のミュージカルとは一線を画すものである。この異色のバックステージ・ミュージカルは、75年のブロードウェイ初演以来、世界20カ国以上で上演され、世代、国境を越えて、多くの観客の心をとらえてきた。劇団四季での初演は79年。全ての配役をオーディションで決定するという、当時では異例のキャスティング方法で舞台製作が始まった。それは正に“コーラスライン”そのもの。以来35年以上に渡って上演が重ねられ、総公演回数は2,000回を超えている。

チケットはSHIKI ON-LINE TICKET、劇団四季予約センター0120‐489444(10:00~18:00)での取り扱い。お問い合わせは劇団四季福岡オフィス092-482-2013(9:30~18:00)まで。


劇団四季 ミュージカル『コーラスライン』

原案・振付・演出:マイケル・ベネット

【福岡公演】
日時:2015年12月29日(火)14:00
        30日(水)14:00
        31日(木)14:00
   2016年1月1日(金)14:00
        2日(土)14:00
        3日(日)14:00
        4日(月)14:00
会場:キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1-2-1)
料金:S席8,000円
   A席6,000円
   B席3,000円
   ※公演当日3歳以上有料、3歳未満の着席鑑賞は有料

【鹿児島公演】
日時:2016年1月6日(水)18:30
会場:鹿児島市民文化ホール(鹿児島市与次郎2-3-1)
料金:SA席8,000円
   SB席6,500円
   A席5,500円
   B席4,500円
   C席3,000円
   ※公演当日3歳以上有料、3歳未満の着席鑑賞は有料
   ※鹿児島公演のSA席、SB席には高校生以下4,500円の料金設定あり

【関連サイト】
劇団四季『コーラスライン』

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

Social Share