介護の現場を通して家族のあり方を問う『Pamilya(パミリヤ)』再演

2022.12.14

「知る/みる/考える私たちの劇場シリーズ」vol.2 村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』(演出:村川拓也)が12月17日(土)〜18日(日)、久留米市六ツ門町の久留米シティプラザ Cボックスで上演される。

「知る/みる/考える私たちの劇場シリーズ」vol.2 村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』

時代を捉え、独自の表現方法で応答しようと試みる意欲的な作品を久留米シティプラザがセレクトする「知る/みる/考える私たちの劇場シリーズ」。第2弾に登場するのは村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』。

村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』初演(撮影:富永亜紀子)

村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』初演(撮影:富永亜紀子)

取材を重ね、現実の出来事をもとに制作する演出家・村川拓也。村川は2019年、福岡の介護福祉施設を対象にリサーチを行い、そこで出会ったフィリピン出身の介護福祉士候補生、ジェッサ・ジョイ・アルセナスが日々の仕事を再現し、自分自身のことや母国にいる家族について語るという構成の本作を製作。「Pamilya(パミリヤ)」は「家族」を意味するタガログ語であり、介護におけるフィリピンと日本との価値観の差異を浮かび上がらせた。

村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』初演(撮影:富永亜紀子)

村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』初演(撮影:富永亜紀子)

現在は母国フィリピンに帰り、介護の仕事も辞めたというジェッサを迎えて再演される本作。初演から約3年の時を経て、人と人との接し方自体が変化したいま、舞台上で再現される日常とはいったい何かを問いかける。

出演は、ジェッサ・ジョイ・アルセナス。

チケットは、一般3,000円、U25 2,000円、高校生以下1,000円。久留米シティプラザ2階総合受付(10:00〜19:00)、久留米シティプラザオンラインチケットでの取り扱い。

お問い合わせは久留米シティプラザ0942-36-3000まで。


「知る/みる/考える私たちの劇場シリーズ」vol.2 村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』

演出:村川拓也
日時:2022年12月17日(土)18:00★
         18日(日)15:00
   ★終演後、トークイベント開催
会場:久留米シティプラザ Cボックス(久留米市六ツ門町8-1)
料金:一般3,000円
   U25 2,000円
   高校生以下1,000円
上演時間:70分(予定)

【関連サイト】
久留米シティプラザ『Pamilya(パミリヤ)』公演詳細ページ

※情報は変わる場合がございます。正式な情報は公式サイトでご確認ください。

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