時空の旅のフィナーレを飾るのは、音楽劇『三文オペラ』
宮崎県立芸術劇場(宮崎)がプロデュースする「演劇・時空の旅」シリーズ#8『三文オペラ』(作:ベルトルト・ブレヒト、訳:谷川道子(光文社古典新訳文庫)、音楽:クルト・ヴァイル、演出:永山智行)が2月5日(金)〜7日(日)、宮崎市船塚のメディキット県民文化センター 演劇ホール舞台上舞台で上演される。
窃盗団のボス・メッキースは名うての悪党で女たらし。そんなメッキースが突然、乞食商売の元締めピーチャムの一人娘ポリーと、コッソリ結婚式を挙げてしまう。腹を立てたピーチャムは、警察を使いメッキースを捕まえる計画を立てる。危険を察知して身を隠したピーチャムだが、かつての恋人で娼婦のジェニーに裏切られ、あえなく逮捕されてしまうのだった。恋人にも子分にも親友にも見捨てられたメッキース。迫りくる処刑の時。絶対絶命のメッキースを待ち受ける、驚くべき「運命」とは?
2008年よりメディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)によって企画・製作されている「演劇・時空の旅」シリーズ。九州出身者、九州在住者など九州を拠点に活躍する俳優が約1か月間宮崎に滞在し創作、公演されてきた企画も8回目を迎える。これまでに、アリストパネスの『女の平和』、チェーホフの『三人姉妹』、井上ひさしの『日本人のへそ』、ベケットの『ゴドーを待ちながら』など、古代ギリシャ時代から現代にいたるまで、世界各地で書かれたさまざまな戯曲を上演してきた。今年度はベルトルト・ブレヒトの音楽劇『三文オペラ』。20世紀最大の音楽劇が、ラップ、レゲエ、パンクロック、ジャズ、アイドルポップなど、2016年の音楽に彩られてよみがえる。
本作品は、2月13日(土)~14日(日)に福島県いわき市のいわき芸術文化交流館アリオス 中劇場、3月5日(土)~6日(日)に神奈川県横浜市のKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオでも上演される。九州と本州の3つの公共劇場が連携し、地域演劇の新たな可能性を見出すきっかけとなることをもって、8年間続いたこの「演劇・時空の旅」シリーズは、その終着点を迎える。
また、本作品についての白井晃(KAAT神奈川芸術劇場アーティスティック・スーパーバイザー)と永山智行(宮崎県立芸術劇場・演劇ディレクター)による対談を、メディキット県民文化センターHPで読むことができる。
出演は、穴迫信一(ブルーエゴナク/北九州)、荒木宏志(劇団ヒロシ軍/長崎)、かみもと千春(劇団こふく劇場/宮崎)、榮田佳子(劇団千年王國/札幌 ※北九州在住)、多田香織(KAKUTA/東京 ※福岡出身)、手島曜(14+/福岡)、橋本隆佑(超人気族/北九州)、森タカコ(劇団HIT!STAGE/長崎)、神水流じん子(劇団25馬力/宮崎)。演奏は、谷口潤実(パーカッション)、坂元陽太(ウッドベース)、柳田裕輔(ギター)。
チケットは、一般3,000円、くれっしぇんど倶楽部会員2,700円、U25割1,500円、なかよしチケット(ペア)5,000円。7日(日)は前売販売終了。メディキット県民文化センターネット予約、宮崎山形屋0985-31-3202、宮交シティ0985-51-1311、蔦屋書店宮崎高千穂通り0985-61-6711、チケットぴあ(Pコード:446-797)での取り扱い。お問い合わせはメディキット県民文化センターチケットセンター0985-28-7766まで。
宮崎県立芸術劇場プロデュース「演劇・時空の旅」シリーズ#8『三文オペラ』
作:ベルトルト・ブレヒト
訳:谷川道子(光文社古典新訳文庫)
音楽:クルト・ヴァイル
演出:永山智行
【宮崎公演】
日時:2016年2月5日(金)19:00
6日(土)18:00
7日(日)14:00 ☆アフタートークあり
※7日(日)は前売販売終了
会場:メディキット県民文化センター 演劇ホール舞台上舞台(宮崎市船塚3-210)
料金:一般3,000円
くれっしぇんど倶楽部会員2,700円
U25割1,500円
なかよしチケット(ペア)5,000円
【いわき公演】
日時:2016年2月13日(土)18:00
14日(日)14:00
会場:いわき芸術文化交流館アリオス 中劇場(いわき市平字三崎1-6)
【横浜公演】
日時:2016年3月5日(土)15:00
6日(日)15:00
会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(横浜市中区山下町281)
【関連サイト】
メディキット県民文化センター『三文オペラ』公演詳細ページ
「演劇・時空の旅」公式ブログ
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※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。