アトリエ花習舎の演劇祭、クラウドファンディング開始
Sulcambas!(サルカンバ!)(熊本)代表の松岡優子が、アトリエ花習舎で今年の秋に開催予定の「カシューナッツ 12帖演劇祭」に向けて、クラウドファンディングでの資金調達を開始した。
花習舎があるのは、先の熊本地震で甚大な被害を受けた場所のひとつである健軍商店街のすぐ近く。幸い花習舎はほとんど被害がなかったが、熊本県内の文化イベントが行われてきた公共ホール、民間ホールの多くは被災し、また、大きな被害を免れたところは避難所となっているため軒並み休館しているという。
「カシューナッツ 12帖演劇祭」は昨年秋に第1回目を開催。2015年10月末〜11月末の毎週末、熊本県内外からの劇団・ユニット等5団体を招き、全23公演と2つのワークショップを実施した。その名の通り12帖ほどの小さい空間だからこその、表現者と観客との距離が近い温かな空気が生まれ、大盛況のうちに幕を閉じた。
今回のクラウドファンディングに当たって、松岡はREADYFORサイト内で次のように述べている。
熊本は先の震災からの復興活動をはじめたばかり。現在、多くの方が明日の生活に不安を抱えながら過ごしています。そんなときだからこそ、この演劇祭を通じて笑顔を取り戻して欲しいと願っているのです。
小さな場所ですがここから少しでも熊本の皆さんに元気を届けたい。「カシューナッツ 12帖演劇祭」を今年以降もぜひ開催したく、またより多くの熊本の人に足を運んでもらいやすいようにチケット代を去年の半額以下にして多くの人に演劇を楽しんでいただきたいと思っています。
目標金額は1,150,000円。これらはイベントを開催するのに必要な費用や音響機器などの費用に充てられるという。支援可能な金額は3,000円、10,000円、30,000円、50,000円、100,000円。なかにはTシャツ等がもらえるものや、花習舎を最大3日間使用できるなどのリターンがあるものも。
詳しくはREADYFORサイトまで。
【関連サイト】
READYFOR「熊本に笑顔を!アトリエ花習舎でちっちゃな演劇祭を開催したい!」
【関連記事】
熊本・健軍町のアトリエ花習舎、健在をアピール