ギンギラ×ショーマンシップ話題のコラボ作再演!

2016.08.24

ギンギラ太陽’s(福岡)と劇団ショーマンシップ(福岡)が『奪われた手紙~福岡民間検閲局~』(脚本:生田晃二、演出:大塚ムネト・仲谷一志)を8月29日(月)~9月4日(日)、福岡市中央区唐人町の甘棠館Show劇場で上演する。

ギンギラ太陽’s×劇団ショーマンシップ『奪われた手紙~福岡民間検閲局~』

1945年。敗戦後、博多の街に戻って来た長門栄治郎は、新聞に載っていた欧文タイプライター募集の広告を見て、応募することに。英語の試験を受け、無事に採用されるが、その職場はGHQが設置した民間検閲局だった。そこでは本、新聞、ラジオそして個人の手紙までが検閲にかけられ、GHQにとって不都合な内容があった場合、発行停止や処分を行う事が仕事だった。以前は敵だと思い込んでいた米軍の下で、手紙を検閲するという仕事に罪悪感を感じながらも、生活の為に仕事を続ける栄治郎。自らの境遇に自問自答を繰り返す栄治郎は、やがて検閲によって削除された言葉や手紙達に追い詰められる夢を見るようになる。世間の価値観が大きく変わっていく中、検閲によって奪われた手紙を、せめてその思いだけでも届けたいと考えるようになる栄治郎。
そんな時、夢の中にかつての搭乗機であった零戦が、人格を持って現れる。

ギンギラ太陽’s×劇団ショーマンシップ『奪われた手紙~福岡民間検閲局~』

これまでに地元の歴史物語シリーズを創り続けてきた劇団ショーマンシップと、建物や乗り物を被り物として擬人化し、地域に拘った作品を創り続けてきたギンギラ太陽’s。この2劇団がタッグを組み、昨年、「戦後70年プロジェクト」として甘棠館Show劇場で1か月のロングラン公演を行った本作は連日多くの観客を集め、地域文化の活性化の一役を担ったとして、観客だけでなくマスコミからの注目も集めた。初演のアンケートからは「戦後のことについて考えることが極端に少なくなっていた分、この公演を拝見して改めて調べ直して考えたいと思った」「自分だけでなく子供たちにもいつかこういった公演を見せたいと思っていた」といった声も多く、演劇を通して戦争について考える名作となった。

ギンギラ太陽’s×劇団ショーマンシップ『奪われた手紙~福岡民間検閲局~』

千秋楽後、その反響の大きさに、戦後70年の節目だけの舞台で終わらせてはいけないと考え、再演することに決定。実際に検閲局で働いていた方からの情報提供などで取材を重ね、更にパワーアップした。今回は実際に民間検閲局があった東京、大阪でも公演を行っており、いよいよ福岡での公演も間近となっている。

出演は、大塚ムネト(ギンギラ太陽’s)、原岡梨絵子、上田裕子、杉山英美、山浦奈美、中野隆、山口泰弘、寺崎索、栗野直樹、長尾知美、東沙耶香、井上京介、村田顕人、内山侑香、東島弘典、平岡七海、仲谷一志。ゲストに立川生志、ゴリけん、BUTCHが日替わりで出演予定。

チケットは3,500円(当日4,000円)。チケットぴあ(Pコード:451-767)、ローソンチケット(Lコード:83848)、e+、劇団ショーマンシップでの取り扱い。

お問い合わせは劇団ショーマンシップ092-716-3175まで。


ギンギラ太陽’s×劇団ショーマンシップ『奪われた手紙~福岡民間検閲局~』

脚本:生田晃二
演出:大塚ムネト(ギンギラ太陽’s)・仲谷一志(劇団ショーマンシップ)
日程:2016年8月29日(月)~9月4日(日)※詳しいスケジュールは公式サイトをご確認ください。
会場:甘棠館Show劇場(福岡市中央区唐人町1-10-1 2F)
料金:一般3,500円(当日4,000円)

【関連サイト】
ギンギラ太陽’s
劇団ショーマンシップ

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※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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