モノクロラセンが短編2作を上演
モノクロラセン(福岡)が短編連続公演『difference』(作:Granous B.K Ponser・文月奈緒子、演出:村井善幸)を7月1日(土)~2日(日)、福岡市博多区上川端町の冷泉荘で上演する。
『ぼくら、また、屋根のない中庭で』(作:Granous B.K Ponser)
そこにはどんな悪いところも治せる《先生》がいるそうだ。その中庭に、落としものを探す足の悪い男、目の悪い女、そしてもうひとり男がやってきた。あるいは皆、《先生》に会うために。これは、どこか欠けていて、どこにも行けなかった3人の、どこかへの旅立ちのーーその少し前の一幕。
『スリップ』(作:文月奈緒子)
マンションの一室、そこは夜ごと男女が集まって大人の秘密を共有していた。そこにやってくる一人の女、だがどこか様子がおかしい。そして男もやってくる、いつものように行われる秘め事……と思いきや? あいつがこいつ、こいつがあいつ、男が女で女が男のスラップスティックコメディ。
2012年より村井善幸のソロユニットとして活動し、2016年に劇団化した団体、モノクロラセン。村井の創作を中心にしつつ、シンプルで丁寧な作品づくりをモットーに福岡市を中心に活動している。村井善幸に団体のことや今回の企画のことなどについて話を聞いた。
ー短編作品を上演しようと思い立った経緯を教えてください。
短編連続上演という企画は、上演したい短編に複数出会ったことからはじめました。せっかく時間をさいて来ていただけるお客さんに、演劇の幅の広さを感じていただくこともできると思い立ち上げたものです。今後も、よい作品があれば行いたいと思っております。
ー2作品について見所などを教えてください。
2つの作品はテーマやテイストも違うもので、その2つの違いも味わっていただければと思います。『ぼくら、また、屋根のない中庭で』は、筆名Granous B.K Ponserこと木下智之の書き下ろしで、爽やかさと皮肉の同居する、不思議な手触りの作品となっています。『スリップ』は、仙台の劇作家、文月奈緒子さんによる非常にスリリングなブラックコメディで、その目まぐるしい展開が見どころです。
ーモーラをチェックしている方へメッセージをお願いします。
福岡にこんな劇団もあるよ、ということを知っていただければ幸いです。
出演は、『ぼくら、また、屋根のない中庭で』に的野将幸、木下智之、牧みき、『スリップ』に薔薇園花江、白川宏治(ユニットれんげ)、篠崎絵里。
チケットは、前売1,500円(当日1,800円)。予約フォームでの取り扱い。
お問い合わせはモノクロラセンmonochrorasen@gmail.com、090-7534-6769まで。
モノクロラセン 短編連続公演『difference』
作:Granous B.K Ponser・文月奈緒子
演出:村井善幸
日時:2017年7月1日(土)13:00/17:00
2日(日)13:00/17:00
会場:冷泉荘(福岡市博多区上川端町9-35)
料金:前売1,500円(当日1,800円)
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