辻村深月の『ツナグ』を筑後の劇団が舞台化

2017.06.26

ぱふぉーまんす集団センゲキ(筑後)が第18回公演『ツナグ』(脚本・演出:久保田りき、原案:辻村深月『ツナグ』(新潮文庫刊))を7月9日(日)、筑後市大字若菜のサザンクス筑後小ホールで上演する。

ぱふぉーまんす集団センゲキ 第18回公演『ツナグ』

突然死したアイドルが心の支えだったOL…
年老いた母に癌告知出来なかった頑固な娘…
親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高校生…
疾走した婚約者を待ち続ける会社員…
ツナグの仲介のもと再開した生者と死者。
それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのか。

福岡の南部、筑後市を拠点に活動するぱふぉーまんす集団センゲキ。2008年の団体設立以降、年2回~3回の創作発表を行っている。今回の作品は、2012年に映画化された辻村深月『ツナグ』を舞台化したもの。劇団のこと、作品のことなどをぱふぉーまんす集団センゲキの富安美沙子に訊いた。

ーぱふぉーまんす集団センゲキはどのような団体ですか?

2008年にサザンクス筑後専属劇団として活動をスタート。現在高校生から社会人の10名が在籍し、演技・ジャズダンス・タップダンス・パントマイム・ボイストレーニングなどのレッスンを受けながら、年に2回~3回のストレートプレイやミュージカルなどの自主公演を行なっています。近年は学童や小学校での出前公演、イベントステージの参加、また筑後市内の地域や学校を対象に「表現・コミュニケーション能力の向上」を目的とした、演劇やダンスのアウトリーチ活動も行なっています。

ー今回の作品『ツナグ』はどのような作品ですか?

一生に一度だけ、使者との再会を叶えてくれるという【使者(ツナグ)】のもとに、様々な想いを抱えて訪れる人々の5つの物語が描かれています。再会を依頼する理由は人それぞれ。生者と死者との間で交わされる言葉たちは、一つ一つが非常に繊細です。再会がすべていい結果を残すとは限りませんが、そこに登場する人々の切実な想いを痛いほど感じていただければと思います。

ー作品にかける意気込みをどうぞ!

私たちは、サザンクス筑後を拠点に活動する劇団です。決して大きなまちではない筑後市ですが、質の高い演劇を、文化芸術をここから発信していきたいと若い力で頑張っています。この公演を機会にぜひ筑後市へお越しください!

出演は、富安美沙子、古賀美紅、澁江綾香、久間明日香、後藤杏奈、松本渚、角有紗、冨田莉璃花、平嶋佑衣、永野詩緒里。

チケットは、一般1,500円、小学生~高校生700円。サザンクス筑後0942-54-1200、チケットぴあ(Pコード:457-486)、ローソンチケット(Lコード:83783)、久留米文化情報センター0942-33-2271、おりなす八女0943-22-5332での取り扱い。

お問い合わせはサザンクス筑後0942-54-1200まで。


ぱふぉーまんす集団センゲキ 第18回公演『ツナグ』

脚本・演出:久保田りき
原案:辻村深月『ツナグ』(新潮文庫刊)
日時:2017年7月9日(日)14:00
会場:サザンクス筑後小ホール(筑後市大字若菜1104)
料金:一般1,500円
   小学生~高校生700円

【関連サイト】
サザンクス筑後
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ぱふぉーまんす集団センゲキ 第18回公演『ツナグ』

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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