新しくも毎度おなじみの空晴新作
空晴(大阪)が4月3日(金)〜5日(日)、福岡市博多区祇園町のぽんプラザホールで、第13回公演『おしまいのしるし』(作・演出:岡部尚子)を上演する。
『おしまいのしるし』は、家族や身近な人たちの一見当たり前で見逃しがちだけど、大切な関係を、ユーモラスかつ暖かな視点で描いてきた空晴の最新作。
父親の定年退職の日。その日は父親の誕生日。お祝いのため、久々に集まった兄妹たち。お祝いに来たかどうかも怪しい二人組の男も……?? しかもそこに、父親の知り合いだと言う訳ありそうな女性がやってくる。それぞれの秘密や秘めた思いが明らかになっていく。果たして父の退職祝いは無事に終わるのか……!
勘違いや思い込みの連鎖に笑いつつ、大切なものに気づくことが出来る舞台だ。
出演は、作・演出も手がける岡部尚子のほかに、上瀧昇一郎、小池裕之、上田康人、古谷ちさ、南川泰規、そしてゲストに小川菜摘。
今回の注目はなんといっても小川菜摘のゲスト出演だろう。作・演出の岡部が「旗揚げの頃には予想すらしていなかった展開」という小川の客演。岡部のラブコールと、元文学座の研究生でもあった小川の芝居への情熱が結びついて、1年半越しで今回の客演が実現したという。
また、今回初の試みとして、劇中で使う音楽をアーティスト金佑龍(キム・ウリョン)に依頼。劇団員がライブに足を運ぶうちに、佑龍の音楽と空晴の世界観が合うのでは、と思いオファーしたという。音楽から沸いてきたイメージもあるらしく、今回それが作品にどう反映されているかも見もの。
大阪では1,000人を超す動員があり、いま関西で最も注目されているといっても過言ではない空晴の新作。「マンネリ」という言葉との戦いだったという作家・岡部の新作は、それでも「毎度おなじみ」の空晴を届けることに注力したという。小川の客演、佑龍の音楽という新しい風を受け、「新たな、だけど、毎度おなじみ空晴」 がどうなるか、ぜひ会場で観てほしい。
チケットは好評発売中。一般前売3,500円(当日3,800円)、U-22(22歳以下)前売3,000円(当日3,300円)。また、特別割引料金として4日(土)19時公演のみ前売3,000円(当日3,300円)。取り扱いは空晴サイト、チケットぴあ。お問い合わせは080-3112-3323(岡部)、karappare@yahoo.co.jpまで。
空晴 第13回公演『おしまいのしるし』
作・演出:岡部尚子
日時:2015年4月3日(金)19:30
4日(土)15:00/19:00
5日(日)14:00
会場:ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
料金:一般前売3,500円(当日3,800円)、U-22(22歳以下)前売3,000円(当日3,300円)
特別割引料金(4日(土)19時公演のみ)前売3,000円(当日3,300円)
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