京都の劇団しようよが2018年ツアーに向け、北九州でオーディション開催
劇団しようよ(京都)が2018年秋に『パフ』(作・演出:大原渉平)で京都・東京・北九州・沖縄ツアーを行う。この公演の出演者と制作スタッフを募集、北九州でも出演者オーディションを行うことが発表された。
劇団しようよは2011年、作家・演出家の大原渉平と、ミュージシャンの吉見拓哉によって旗揚げ。物語性を重視した戯曲と、想像力を喚起して時空間を超える演出、劇伴音楽の生演奏などが特徴で、劇場以外にも路上パフォーマンスなども行っている。2015年〜2017年、アトリエ劇研(京都)の創造サポートカンパニーとして、また2016年からはKAIKAアソシエイトカンパニーとして活動している。
来年ツアーを行う『パフ』は、2014年に京都で初演、その後東京・京都で再演を行い好評を得たオリジナル作品で、アメリカのフォークグループ、ピーター・ポール&マリーの「パフ」をモチーフにした、ある島の“出会いと別れ”の物語。「日本を代表する舞台芸術作品の創り手の一つとなりたい」「どの地域でも通じる作品を創り、価値ある演劇の作り手として、各地に作品発表の拠点をつくっていきたい」という思いから、ツアー地での出演者オーディションを行うことになった。今回の募集によせて、作・演出を手がける大原渉平はこんなコメントを寄せている。
これまで何度も、いろんな人の言葉や態度・雰囲気といったものに刺激を受けて作品を創ってきました。自分の中に沸き起こった風景や言葉が、他者によって、色彩を帯びてこの世に姿を現すこと。それに強い感動を覚えます。特に、京都だけで完結するのではなく、そこを飛び出し、北九州や東京など、他地域の人たちとクリエーションした際にはより強くそのことを感じました。なので、今回の「2018年全国ツアー『パフ』リクリエーション」に向け、京都だけでなく北九州・東京でもオーディションを開催いたします。
僕が拝見したことある俳優さん、知り合っている俳優さん、憧れている俳優さんなど、たくさん素敵な人はいらっしゃるのですが、オーディションという形式でまだ出会ったことのない俳優さんとも巡り会いたいと思っています。その人たちが普段どのように生活し、どのようにお芝居に向き合っているのか、そして、僕たち劇団しようよの作品を目の前にした時にどんな言葉や体で向き合って下さるのか、そんな部分が新しい『パフ』という作品に刺激を与え、作品に磨きをかけ、リクリエーションに必要なんじゃないか、と考えました。
『パフ』は劇団しようよの作品の中でも、自分たちにチャンスを与えてくれた大切な作品です。そんな作品をいろんな人と出会うことで創り直したいと思います。 僕たちの持っている可能性をこじ開けてくれる素敵な俳優さんと出会えることを楽しみにしています。
稽古日程はプレ稽古が2018年5月に1週間程度と8月に1週間程度、本稽古は9月から週5回程度。京都内の施設で行われる。公演スケジュール(移動日・仕込みリハ日を含む)は京都:2018年9月24日(月)〜10月2日(火)、東京:10月4日(木)〜8日(月・祝)、北九州:11月1日(木)〜5日(月)、沖縄:11月6日(火)〜12日(月)。
出演者は
・20代後半〜40代前後の中年女性の役
・20代前半の若い男性の役
・20代後半〜40代前後の中年男性の役
を募集している。
出演者・制作スタッフともに18歳以上が条件。それぞれ出演報酬、スタッフ報酬あり。申込フォーム・メールから申し込み可能。応募締め切りは2018年1月22日(月)。詳細は劇団しようよ公式サイトを参照のこと。
お問い合わせは劇団しようよgkd_444@yahoo.co.jp、075-276-5779(フリンジシアタープロジェクト内/担当:植村)まで。
劇団しようよ 2018年全国ツアー『パフ』出演者オーディション(北九州)・制作スタッフ募集
オーディション日程:2018年2月20日(火)・21日(水)
会場:北九州市内
参加費:1,000円(事務諸経費)
応募締切:2018年1月22日(月)
【関連サイト】
劇団しようよ
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。