演劇で結婚について考えるワークショップ
UFO(福岡)が人生の処方箋~演劇で考えるココロのドラマ「結婚クエスト」を6月8日(金)、福岡市早良区百道の福岡県立ももち文化センター 会議室4で行う。
無倣舎、くうきプロジェクト、プレイバックシアターなどで演劇や舞台芸術の枠を超えたユニークな活動を行ってきた演出家・五味伸之が中心となり立ち上げた団体「UFO」が、演劇を活用して人生の問題に取り組む4回のワークショップをももち文化センターで開催する。今回のテーマは結婚。ワークショップについて五味伸之に聞いてみた。
ー結婚をテーマとした演劇のワークショップ、というのはおもしろそうですね。どんな内容になるのでしょうか?
結婚にまつわる問題を語り合い、劇として仮の体験をすることを行います。例えば、「結婚したら、仕事を変えないといけないのではないか」「いま、演劇をしているけど、このままの形で演劇はできなくなるのではないか」「ずっと一人の人を愛し続けられるのか」といった不安などを、演劇の登場人物にして、結婚をしたい人と会話をして戦っていく。という心理劇的な要素を取り入れています。「クエスト」として、結婚にまつわる呪文を考えたり、結婚に必要な仲間/パーティーを組んでみます。
それぞれが抱えている結婚への不安や不満などを劇の力でパワフルな活力にしたいと思います。
ーところで五味さんご自身はご結婚されているんでしょうか?
まだしていません。僕もこのワークショップを通じて、結婚への前進を望んでいます。僕の結婚の魔王とかは、亡霊的な感じですかねー。呪文はなんだろう、以前結婚のことについて既婚者に聞いたら「今好きな気持ちは10年先も変わりません!」とキラリとした顔で言っていたのが印象的だったので、それかなー。
ーご自身にとって、受講者にとってどのようなワークショップになりそうでしょうか?
先日、心理劇の本を読んでいても出て来たのですが、「治療者が治療を施しながら同時に治療をされる」というような言葉がありました。これまでも、自分や、スタッフ・キャスト、観客の記憶を直接的に再現するプレイバックシアターなどを行なっていることで、自分自身の課題がスッキリするという経験があります。人は「自分で自分の問題を解決・癒す力を持っている」と信じているのですが、なかなか普段の生活の中では、そこに時間や意識を向けるきっかけがないので、せっかくの機会だから、みんなで楽しみながら考えたいと思っています。
ーmola!をチェックされている方にメッセージをお願いします!
mola!を見ている方は、演劇に関心の強い人が多いと思います。実施している人の中には、どうやって芸術的に演劇を向上させるかということにも関心が強い方が多いかもしれません。この演劇ワークショップでは、演劇の技術を向上していく。ということではなく、演劇を使って人生に直接働きかけるには?ということを目指しています。気になることや、課題などを演劇の力を使って考える機会になると思います。演劇の新しい魅力が見えるかもしれません。もちろん、演劇未経験者大歓迎です!老いも若きも、結婚未経験の方も経験者もどなたもお待ちしています。ぜひご参加下さい!
受講料は1,000円。
予約・お問い合わせはufo.fukuoka@gmail.comまで。
UFO 人生の処方箋~演劇で考えるココロのドラマ「結婚クエスト」
日時:2018年6月8日(金)18:30~21:00(受付は30分前開始)
会場:福岡県立ももち文化センター 会議室4(福岡市早良区百道2-3-1)
料金:1,000円
【関連サイト】
UFO
UFO(Twitter)
ももちパレス「結婚クエスト」詳細ページ
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。