そめごころ新作は、上演時間内に仕込みからバラシまで

2018.08.17

演劇ユニットそめごころ(福岡)が『劇場のすゝめ』(作・演出:石田聖也)を8月31日(金)~2日(日)、福岡市祇園町のぽんプラザホールで上演する。

演劇ユニットそめごころ『劇場のすゝめ』

とある時代のことばかり考えている。
なぜ気にしているのかというと、僕が演劇をしていて、自分で自分のことを演出家だと言っているからだと思う
…いや、まぁ他にもきっかけはある
読んでいた詩集とか通っていた大学にある学生運動の名残
テレビに映る、車椅子に座って鼻に管を通した演出家が客席から怒鳴り散らす姿
人から聞く当時の話
僕にとっては本で知るような歴史でも、誰かにとってそれは、自分で歩いてきた過去だったりするように、時代との距離感はそれぞれだ。
そして知れば知るほど、その歴史ある過去に僕は共鳴し続けている。
シンパシーを感じずにはいられなくなっている。
だから、とある時代へのオマージュとして、僕は「劇場のすゝめ」という作品を作ることにします。
未だ一人歩きし続ける「アングラ」という言葉と共に

前作『スクリーン』からわずか3か月で新作を発表する演劇ユニットそめごころ。今作は、“劇場”を舞台として、観客が普段見ることのない「本番以外の時間」を描く。劇場の始まりと終わり、舞台が作られ、壊されていく様を青春ドラマに見立てた群像劇。約100分の上演時間内で、舞台、照明、音響などの仕込みからバラシまでを行う。作・演出の石田聖也よりコメントが届いた。

何カ月もかけて作った舞台が「劇場」で姿を現し、本番が終わると瞬く間に目の前から消えてなくなる。そんな演劇の正体に虚無感を感じずにはいられません。あの特別な時間のことを本気で考えてきました。「劇場」でしかできません。是非、「劇場」へお越しください。

なお現在、本公演のサポートスタッフ「お手伝隊」を募集している。「楽しいことが好きな方、演劇が好きな方、そめごころに興味のある方、ご連絡お待ちしています!」とのこと。

出演は、上野隆樹、加藤真梨、田島宏人、藤田恵佳(以上、演劇ユニットそめごころ)、唐島経祐(劇団HallBrothers)、光安和幸(劇団マニアック先生シアター)、雪見周平(劇団コックピット)、横山祐香里(万能グローブガラパゴスダイナモス)。

チケットは、一般予約2,000円(当日2,300円)、学生予約1,000円(当日1,300円)。Corichチケット!での取り扱い。

お問い合わせは演劇ユニットそめごころsomegokoro@gmail.comまで。


演劇ユニットそめごころ『劇場のすゝめ』

作・演出:石田聖也
日時:2018年8月31日(金)19:00
       9月1日(土)15:00/19:00
        2日(日)14:00/18:30
会場:ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
料金:一般予約2,000円(当日2,300円)
   学生予約1,000円(当日1,300円)

【関連サイト】
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演劇ユニットそめごころ『劇場のすゝめ』

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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