飛ぶ劇場、最新作はミステリー?
飛ぶ劇場(北九州)がvol.40『わたしの黒い電話』(作・演出:泊篤志)を12月14日(金)~16日(日)に北九州市八幡東区枝光本町の枝光本町商店街アイアンシアターで、来年2月9日(土)~10日(日)に久留米市六ツ門町の久留米シティプラザ Cボックスで上演する。
彼女から掛かってくる電話は
リアルな 現実のものだと思っていた
彼に掛けている電話は
確かな手がかりを持って
掛けているつもりだった
長年九州の演劇を牽引している飛ぶ劇場の最新作、『わたしの黒い電話』。本作について、代表で作・演出を手がける泊篤志に聞いた。
-今回の作品の着想を教えてください。
10年ほど前に母が亡くなったんですけど、今までに2度ほど母から電話が掛かってきたことがあって、あ、もちろん夢の中の話なんですけど。普通「枕元に立つ」とか言うじゃないですか。で母の場合、電話が掛かってきても重要な話がある訳でもなく、普通の日常会話をするのみで。で、その時に、あの世とこっちを繋ぐルートみたいなのが何らかあって、「夢」みたいな世界はその中間地点なんだろうなぁ……みたいなことを考えた訳です。
-今回の作品はどのような内容でしょうか?
シェアハウスに住む男女3人のうち、1人の男が共有部屋に置かれた固定電話で、彼女と思しき人と電話をしている。その彼女は友達と2人で東北を旅している様子……。彼女がなぜ旅をしているのか、なぜ携帯じゃなく固定電話に掛けてくるのか、そもそも2人は今どういう関係性なのか、が少しずつ明らかになってくる。と同時にそれまで見えていなかった2人を取り巻く世界が見えてくる……そんな舞台に仕上がりつつあります。
-ちょっとしたミステリー、謎解きみたいな感じがしますね。
そうですね。飛ぶ劇の舞台には珍しく、ちょっと恐い作品かも知れませんね。迷宮に入っていくみたいな。ネタバレになっちゃうので、あれこれ言えないんですけど。ドキドキしたり笑ったりしながら、ちょっとキュンときて、最後にほっこり、みたいな割と王道な舞台になるんじゃないかと思ってます! んー、どうかな。たぶんそうなります!
昨年上演された『do-tan-ga-tang-sun』と同様、これまでの飛ぶ劇場とは一味テイストの違う作品となりそうだ。北九州公演では、抽選によりメンバーからのクリスマスプレゼントが届けられる「“わたしの”クリスマスプレゼント!」と題したアフターイベントを開催。
出演は、内山ナオミ、木村健二、葉山太司、中川裕可里、脇内圭介、文目卓弥、角友里絵、佐藤恵美香、秋山実里、横佐古力彰(北九州公演のみ)、山口大器(劇団言魂/久留米公演のみ)。
チケットは、一般前売2,800円(当日3,000円)、学生1,800円(当日2,000円)、高校生以下1,000円(当日1,200円)。ローソンチケット(Lコード:83458)、チケットぴあ(Pコード:北九州489-554/久留米489-555)、CoRichチケット!(北九州/久留米)、久留米シティプラザ2階総合受付(久留米公演のみ)での取り扱い。
お問い合わせは飛ぶ劇場info@tobugeki.com、080-3901-5373まで。
飛ぶ劇場 vol.40『わたしの黒い電話』
作・演出:泊篤志
料金:一般2,800円(当日3,000円)
学生1,800円(当日2,000円)
高校生以下1,000円(当日1,200円)
【北九州公演】
日時:2018年12月14日(金)19:00★
15日(土)14:00/18:00★
16日(日)14:00
★アフターイベント
会場:枝光本町商店街アイアンシアター(北九州市八幡東区枝光本町8-26)
【久留米公演】
日時:2019年2月9日(土)18:00★
10日(日)14:00
★アフターイベント
会場:久留米シティプラザ Cボックス(久留米市六ツ門町8-1)
【関連サイト】
飛ぶ劇場
飛ぶ劇場情報局
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