劇団5454が代表作で三度目の大分公演
劇団5454(東京)が『ト音』(脚本・演出:春陽漁介)を3月5日(火)~6日(水)、大分市金池南のJ:COMホルトホール大分 小ホールで上演する。
東京都内の公立高校に通う、新聞部の藤と秋生。
教師たちしか読まない校内新聞に嘆いている二人は、生徒たちの足を止めるべく、教師たちの「嘘」を記事にし始める。
一方、保健室通いの秀才長谷川は、音への興味から、固有振動数の共鳴で物体の破壊を試みていた。
ある日、秋生は嘘がまとわりつく教師坂内(ばんない)から先制攻撃を食らってしまう。
それをキッカケに意気投合する三人は「嘘の破壊」に乗り出すが、その先に待っているのは、嘘と願うような真実だった。
嘘の周波数と笑いが奏でる、ちょっと不思議な協和音。
劇団5454の三度目となる大分公演は、2013年に初演を行い、第19回劇作家協会新人戯曲賞最終候補作となった『ト音』を上演。脚本・演出を担当する春陽漁介に、作品について聞いた。
ー3回目となる大分公演ですが、大分の印象を教えてください。
大分のお客様は、楽しむ力がある、という印象です。東京は演劇が多いというのもありますが、どうも審査されるような目線を感じることも多い。それに比べると、大分公演は純粋に演劇を楽しめる空間。僕が演劇を始めた時のドキドキとワクワクを思い出させてくれる場所です。
ー今作はどのような作品ですか?
都内の高校が舞台で、一人の男子生徒の心をクローズアップしています。高校生という、子どもでも大人でもない不安定な部分に寄り添いながら、周りにいる人間の優しさを描きます。前半はコメディで、後半はミステリーになっていく、なかなか珍しいタイプのヒューマンドラマだと思います。
ー今回の作品の見どころを教えてください。
劇団5454の武器は、漫画のような生き生きとしたキャラクター、映画のようなスピード感のある場面展開、舞台ならではの想像力の刺激です。『ト音』は、これらに加えて、謎が解かれていく気持ち良さも併せ持っています。脚本も演出も、俳優も美術も音楽も照明も、すべてが見どころです!
ー最後にmola!をチェックしている方へメッセージをお願いします。
『ト音』は劇団の代表作で、それを大分のお客様にもご覧いただきたいと思って企画しました。mola!をご覧の皆様には、必ず劇場で観ていただきたい作品です。どうか僕らにチャンスをください! 必ず、人生の思い出に残る演劇体験をお届けします。
出演は、板橋廉平、小黒雄太、村尾俊明、高野アツシオ、関 幸治、榊 木並、石田雅利絵、(以上、劇団5454)、松永 渚、及川詩乃、真辺幸星。
チケットは、一般前売3,500円(当日4,000円)、グループ割3,000円(3名以上まとめての予約、1枚あたりの金額)、U-22 2,500円。劇団5454、チケットぴあ(Pコード:492-090)、CoRichチケット!、J:COMホルトホール大分受付カウンターでの取り扱い。
お問い合わせは劇団5454info@5454.tokyo、090-7814-1303まで。
劇団5454『ト音』
脚本・演出:春陽漁介
日時:2019年3月5日(火)19:00
6日(水)14:00/19:00
会場:J:COMホルトホール大分 小ホール(大分市金池南1-5-1)
料金:一般前売3,500円(当日4,000円)
グループ割3,000円(3名以上まとめての予約、1枚あたりの金額)
U-22 2,500円
高校生以下2,000円
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