ジャカっと雀、学生最後の公演で旗揚げ
ジャカっと雀(福岡)が旗揚げ公演『恋のジャカリズム』(脚本・演出:桑森ケイ)を2月20日(水)~21日(木)、福岡市博多区上川端町のリノベーションミュージアム冷泉荘 B棟1階2コ1多目的スペースで上演する。
『血潮』
とある部署で作業をする者、そこへ交代でやってくる者。
立場の異なる二者の交わす、15分の立ち話。
——「先生、真面目な話をしてもいいですか?」
『スロー』
とあるボールの製造工場に一人の女がやってくる。
時代&場所不詳、60分ワンシーンサバイバルストーリー。
——「悪いな。お前さんを帰すわけにはいかないんだ。」
2017年結成、二度の福岡学生演劇祭への出場経験があるジャカっと雀が、初の自主公演を行う。今春、設立メンバーである松隈弘憲と桑森ケイが大学を卒業するため、旗揚げにして学生劇団としての最後の公演。脚本・演出を担当する桑森ケイに、作品について聞いた。
ー上演作品について教えてください。
『血潮』は、もともと昨夏の福岡学生演劇祭で上演した短編作品です。キャストを代えて上演します。脚本もブラッシュアップしました。夏にご覧頂いた方にも楽しんでいただけるように作ってまいります。登場人物は2人。一体、何者なのか。ここはどこか。彼らは何について話しているのか。タイトルも堅く、作中で交わされる対話もなんだか難しげなんですが、話半分で、いろんな妄想をしながらご覧いただけるといいなぁと思っております。
『スロー』は、書き下ろし新作です。団体史上最長(と言いつつも60分未満)、また初の3人芝居となります。ここから先はネタバレになるかもしれませんが、未来の話です。どれくらい先の未来かは分かりません。いつか到来すると言われているシンギュラリティ以後の日本を妄想しました。サバイバルストーリーと宣言してしまっているので、生きている人間を描き出せたらと思います。学生のうちに挑戦しておきたいことを詰め込んだ作品となっています。
ーmola!をチェックしている方へメッセージをお願いします!
はじめまして。ジャカっと雀です。どこかで名前だけは聞いたことがある、という方もおられるかもしれません。この度、はじめての自主公演を開催します。平日ですが、逆に、週末のお芝居に備えて観劇慣らしなどいかがでしょう。「学生の演劇団体、たくさんあってわからないなぁ。」という声が画面越しに伝わってきます。「どこも似たようなものでしょう。」ぐぬぬ。ええ、たくさんの学生劇団があります。が。ここだけの話、ジャカっと雀は2019年から“来る”みたいです。今後は頭一つ抜け出してくる可能性があるらしいんです。「あぁ、ジャカ雀?私、旗揚げから知ってるよ。」なーんて。社会人になってからグイグイ、間違えましたジャカジャカと活動していくつもりです。名前だけじゃなくて実体も知っておきたく思われる方は、ぜひ、冷泉荘へおいでください。精一杯の作品でおもてなしいたします。『恋のジャカリズム』、よろしくお願いします!
出演は、五十嵐晴香、松隈弘憲、桑森ケイ
チケットは、前売800円(当日1,000円)。予約フォームでの取り扱い。
お問い合わせはジャカっと雀制作部jakattosuzume@gmail.com、080-6649-9392まで。
ジャカっと雀 旗揚げ公演『恋のジャカリズム』
脚本・演出:桑森ケイ
日時:2019年2月20日(水)16:00/20:00
21日(木)13:00/16:00/20:00
会場:リノベーションミュージアム冷泉荘 B棟1階2コ1多目的スペース(福岡市博多区上川端町9-35)
料金:前売800円(当日1,000円)
【関連サイト】
ジャカっと雀(Twitter)
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。