劇団言魂が新作をアイアンシアターで上演

2019.03.12

劇団言魂(北九州)が第六回公演『量子の歌声』(作・演出:山口大器)を3月29日(金) 〜31日(日)、北九州市八幡東区枝光本町の枝光本町商店街アイアンシアターで上演する。

劇団言魂 第六回公演『量子の歌声』

地球から脱出し、数ヶ月。狭い宇宙を彷徨っている。
地球に戻るあてはない。
やり残したこと、薄れる記憶、恋人との約束……。

ふと、何処からか、歌声が聞こえてくる。
それは果たして、心地よい子守唄か、いつか聞いた鎮魂歌か。
一体僕たちは、どこに向かっているのか。

——これはあくまで、僕たちの物語。

劇団での過去上演作『サクラノキノシタニハ』を、日本劇作家協会九州支部の月いちリーディングで上演したほか、劇団員の個々の外部出演も積極的に行うなど、精力的に活動している劇団言魂。新作は宇宙をさまよう人々の物語。劇団言魂からコメントが届いた。

生きることについて、考えてみました。お金が必要、とか、誰かに認められたい、とか、色々あるけど、もっと広い意味で、そして原始的な意味で「生きる」ことについて。なんだかいろんな情報に溢れてて、見逃してしまう小さいこと。小さい感覚。忘れてること、もの。そういうことを思い出そうとしながら書きました。僕自身も忘れてしまっていることを思い出すということは不可能なので想像の域でしかありませんが、観劇してくださった方が、大事なものを思い出すきっかけになればいいなと思います。きっと、生命力に溢れたお芝居になると思います。
劇団言魂は去年まで、学生劇団として活動してきました。それが、メンバーの卒業・就職・退団を経て、もう学生とは名乗れなくなり、ただの(若手)劇団となりました。ので、「学生」から少しハードルが高くなったんじゃない? とアワアワしつつも、それだけの責任を背負ってでも演劇を続けたいと新たな挑戦を続けていきます。その一歩目の本公演を、是非目撃していただきたいです。

劇団言魂は同時期に公演を行う若宮計画(北九州)とのコラボ企画を展開。また、上演前に戯曲を公開するなど、積極的な広報展開を行なっている。

出演は、濱野貴将(劇団ZIG.ZAG.BITE)、村上滋英、山根健輔(劇団ひまわり)、阿部桃子(劇団言魂)、池高瑞穂(劇団言魂)、山口大器(劇団言魂)。

チケットは、前売1,000円(当日1,300円)。予約フォームでの取り扱い。

お問い合わせは劇団言魂kotodama.kotokoto@gmail.comまで。


劇団言魂 第六回公演『量子の歌声』

作・演出:山口大器
日時:2019年3月29日(金) 19:00
        30日(土)13:00/19:00
        31日(日)13:00
会場:枝光本町商店街アイアンシアター(北九州市八幡東区枝光本町8-26)
料金:前売1,000円(当日1,300円)

【関連サイト】
劇団言魂
劇団言魂(Twitter)

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※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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