丁寧に会話紡ぐ「」の新作
演劇ユニット「」(かぎかっこ)が第三回公演『人数の足りない三角関係の結末』(作:大根健一、演出:浜地泰造)を、3月27日(金)~29日(日)、福岡市中央区薬院のシゲキバにて上演する。
演劇ユニット「」は、九州大学演劇部OBの浜地泰造、石川優衣と、現役九州大学生の酒井絵莉子、丸尾幸雅の4人からなる演劇ユニット。「会話は演劇である」をテーマに、地元福岡に根差した小劇場で観客との距離感の近い芝居を作っている。
フランス料理と中華料理と和食。先輩のOLと後輩のOLと男。父と母と娘。3つの三角関係が織り成すそれぞれの悩み。3人集まるとつい始めてしまうような相談を、糾弾を、決断をしているだけなのに、この三角、何かが足りない。足りないものが埋まったときにおとずれるのは喪失か再生か。三者三様9つのすがたを、かぎかっこが5人で描きだす。
出演は浜地泰造、丸尾行雅、石川優衣、酒井絵莉子、せとよしの(演劇ユニットそめごころ・アートユニット豆小僧◎)。「」の所属メンバー全員から、本作に向けてのコメントが届いた。
主宰 浜地泰造
「会話は演劇である」がテーマのかぎかっこ、3回目の公演になります。かぎかっこの魅力は、役者の「会話」で織りなす、目の前に広がるリアルな空間にあると思っています。今回は、会話のリアリティを追求し、コンパクトにまとまるかぎかっこの魅力はそのまま、要望の多かった「人数の入り乱れる芝居」「楽しく分かりやすい芝居」「舞台を大きく使った芝居」に仕上がっております。見に来て頂いた方に、人に話したくなるような不思議なワクワクと、ちょっぴりの幸せをお届け致しますので、普段、お芝居を見に来られない方にこそオススメです。劇場でお待ちしております。
酒井絵莉子
私事ではありますが、4月から熊本で社会人1年生になります。私の福岡生活の最終日はこの公演と共に幕を閉じる予定です。住まいが変わるだけのことですが、1つの大きな区切りだと感じています。「」のポイントである会話を通して、たくさんの三角が組合わさるように広がってきたたくさんの皆様との関係。ここで振り返るように、噛み締めるように、また言葉を交わせたらと思います。
石川優衣
かぎかっこにしよう、と名づけてから2年半。これまで宣伝美術や音響スタッフとして関わってきましたが、今回はついに役者参加です。見守ってきた成果を出すときが来ました。さらに磨きのかかった「」が贈る、ささやかな非日常。ぜひ迷いこんでくださいね。
丸尾行雅
かぎかっこの三回公演。僕は二回公演から参加した新米ですが「」の会話を大事に大事に自然に育てる雰囲気は大変気に入っています。まるで身の回りで起こったことのようになにげなく、だけどなにげなくはない出来事を頑張って作り上げます。
見どころや意気込みを伺ったところ、メンバー全員がコメントを寄せてくれた「」。彼らが会話で紡ぐ人間模様に期待したい。
チケットは前売800円、当日1,000円。予約はCoRichチケット!から。お問い合わせはplayunitkagikakko@yahoo.co.jp、090-1196-7569(酒井)まで。
演劇ユニット「」(かぎかっこ) 第三回公演『人数の足りない三角関係の結末』
作:大根健一
演出:浜地泰造
日時:2015年3月27日(金)17:00
28日(土)13:00/17:00
29日(日)13:00(アフターイベント有)
会場:シゲキバ(福岡市中央区薬院1丁目16−18江島ビル605号室)
料金:前売800円、当日1,000円
【関連サイト】
演劇ユニット「」(かぎかっこ)(facebookページ)
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報はお問い合わせ先にてご確認ください。