2年振りの九州公演を控える下鴨車窓に、ブルーエゴナク・穴迫信一が3つの質問

2022.09.30

下鴨車窓(京都)が『透明な山羊』(脚本・演出:田辺剛)を10月15日(土)~16日(日)に長崎市五島町のアトリエPentAで、10月18日(火)~19日(水)、北九州市八幡東区枝光本町の枝光本町商店街アイアンシアターで上演する。

下鴨車窓『透明な山羊』

わたしを待つ人はいなくなってしまった
その人がいた場所だけがある
空っぽの、記憶だけの、曇天の

下鴨車窓『透明な山羊』

京都を拠点に活動する下鴨車窓が、2020年に宮崎と長崎で上演した『微熱ガーデン』以来、2年振りの公演を長崎と北九州で行う。下鴨車窓・田辺剛に、同時期に北九州芸術劇場で公演を控えるブルーエゴナク・穴迫信一から3つの質問が届いた。

ー創作の一番のモチベーションは何ですか?

お仕事の依頼をいただくときに条件がついてきますが、例えば男女何人とか原作これですとか、そういうお題のようなものがあるとどうやってクリアしてやろうかみたいなところで奮い立つ最近です。そうしたなか、たまには条件なしで(シビアにはそんなことあり得ませんが)創作したいなというときに自分からの新作が動き出すみたいな、そんな具合です。

ーご自身の作品に出演してほしいと考える俳優の基準があったら教えてください。

演出家としての自分のイメージよりもさらに先を行っていたり、深かったり、あるいはひっくり返してくれるようなモノを見せてくれる俳優さんがいいです。演出家の意図を理解したうえで無視してくれる、でも説得力があるみたいなことになっていると「ありがとう!」って言いたくなります。なにもそこまでと言うくらい意図をくみ取って実現してみせる俳優さんにも「ありがとう!」ですが。

ーツアー公演にどのような意義を感じていますか?

もうここ10年くらいはツアーをするために演劇をしているみたいなことになっています。一つの作品を長い期間にわたっていろんな劇場で上演をしていくうちに作品が成長するといいますか良くなるわけですが、そうした変化こそが演劇の核心かなと。漬物みたいなもんだなと思います。浅漬けでも美味しいことはもちろんあるのですが味の深みが増していく過程が興味深いです。

出演は、野村明里(ブルーエゴナク)、西村貴治(ニットキャップシアター)、岡田菜見、佐々木峻一(努力クラブ)。

チケットは、一般3,000円、ユース(25歳以下)2,000円、特設サイトでの取り扱い。

お問い合わせは下鴨車窓hello@mogamos.link、050-3709-9538(たなべ)まで。


下鴨車窓『透明な山羊』

脚本・演出:田辺剛
料金:一般3,000円
   ユース(25歳以下)2,000円

【長崎公演】
日時:2022年10月15日(土)19:00
        16日(日)13:00
   ※両公演アフタートークあり
会場:アトリエPentA(長崎市五島町8-7 3F)

【北九州公演】
日時:2022年10月18日(火)19:00※3
        19日(水)19:00※4
   ※両公演アフタートークあり
会場:枝光本町商店街アイアンシアター(北九州市八幡東区枝光本町8-26)

【関連サイト】
下鴨車窓『透明な山羊』特設サイト
下鴨車窓(Twitter)

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※情報は変わる場合がございます。正式な情報は公式サイトでご確認ください。

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