リーディングで蘇る若松の記憶

2015.01.19

来る2月1日(日)、『リーディング公演 「若松のお話」 ~Re:北九州の記憶』(作・演出:鵜飼秋子)が、若松区浜町のわかちく資料館で上演される。

北九州芸術劇場+市民共同創作劇『Re:北九州の記憶』公演写真(撮影:藤本彦)

「Re:北九州の記憶」は北九州芸術劇場が北九州市の市政50周年をきっかけに始めた事業。北九州市に住む高齢者に劇作家がインタビューし、記憶を掘り起こして作品にするというもの。今回のリーディング公演は、昨年度上演された作品の中の、短編1本をリーディング形式で上演するというもの。

「若松のお話」は、数十年前まで若松の海に多く見られた艀(はしけ)を舞台に、船上生活をする老人と、友達を探して船に迷い込んだ少年との交流の物語。北九州市民にとってなじみのある若松の海に、船がたくさんあったこと、その船を家にして生活していたひとがいたこと、そこから小学校に通う子どもたちもいたことなど、「私たちが住んでいる街の、知らないことをちょっと知ることが出来る物語」になっているとのこと。

出演は小田晏雄、リン(超人気族)、鵜飼秋子(さかな公団)の3名。自身も昨年度、高齢者としてインタビューに答えたという小田晏雄の熱演は、前回公演時にも大きな反響を呼んだ。リーディングでもその熱演を楽しめることだろう。

本公演は、若松地域に暮らす小学4年生~6年生の子どもと親のペア15組を対象としている。観覧希望者は1月25日(日)までに劇場に申し込みが必要。先着順の受付となる。詳細は北九州芸術劇場サイトまで。


『リーディング公演 「若松のお話」 ~Re:北九州の記憶』

作・演出:鵜飼秋子(さかな公団)
日時:2015年2月1日(日)14:00~15:00
会場:わかちく史料館(北九州市若松区浜町1-4-7)
料金:無料(※要事前申し込み)
対象:若松地域に暮らす小学4年生~6年生の子どもと親のペア15組(先着順)

【関連リンク】
『リーディング公演 「若松のお話」 ~Re:北九州の記憶』公演詳細ページ

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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