大分で夏にピース・リーディング
おおいた演劇の会(大分)が8月にピース・リーディング『蝉なきやまず~『大分の空襲』より』(戯曲・演出:清末典子)を上演する。それに先駆けて、現在参加者を募集している。
大分県は1945年3月18日より、沖縄上陸を目前にしたアメリカ空軍の通り道となった。連日豊後水道を北上するB29と艦上機。各地で無差別爆撃による犠牲者がふえていくなか、県都である大分市は、7月16日夜半から17日未明にかけてB29による焼夷弾の攻撃を受け、市の中心部2,358戸が焼失するという大被害を受けた……。
本作品は、大分の空襲を記録する会が1975年に編集・出版した、1945年7月の大分大空襲の体験談をまとめた手記『大分の空襲』をもとに書かれており、当時の大分市の様子や空襲の事実を朗読劇で伝えるというもの。2010年から毎年上演されており、今年で6回目となる。戦後70年を迎えた今年。戦争の記憶が薄れていく現代で大分大空襲の事実を伝える本企画は、改めて平和の尊さを問うものになるのではないだろうか。
現在、このピース・リーディング『蝉なきやまず』の参加者を、演劇経験の有無にかかわらず広く一般から募っている。公演場所は、例年大分市内の公演(屋外)や公共施設、学校などで7〜8月に3回程度公演しているというが、今年は公演場所・日程ともに現在検討・交渉中。決まり次第公開となる。
詳細・お問い合わせはoita_engeki@yahoo.co.jp(おおいた演劇の会)まで。
ピース・リーディング『蝉なきやまず~『大分の空襲』より』参加者募集
対象:大分県内在住、高校生以上の方(*高校生は保護者の承諾・送迎必須)
稽古日程:5月10日(日)より毎週日曜日、17時~22時
稽古場所:大分市内の公民館等
公演日:8月の日曜日2~3回公演(日程・場所未定)
【関連サイト】
おおいた演劇の会
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