樋口一葉の成長描いた名作
演劇界の第一線で活躍する演出家を招き、国内外の魅力的な戯曲を独自のリーディングとして上演する北九州芸術劇場の人気企画「北九州芸術劇場リーディングセッション」。第25弾として『書く女』(作・演出:永井愛)が、2月14日(土)〜16日(月)、北九州芸術劇場小劇場にて上演される。
「北九州芸術劇場リーディングセッション」は、役者は脚本を手にしていることだけをルールにどんな演出もありえること、生演奏の音楽とのジョイントであること、本格的なスタッフワークが入ることが特徴。稽古から本番までがわずか1週間という短期間ながら、本公演に勝るとも劣らないクオリティの高い作品が楽しめる。
今回作・演出を務める永井愛は、綿密な下調べに基づく人物評伝を描くことで評判の高い、ウェルメイドプレイのトップランナー。卓抜したストーリー展開都人物造形の面白さ、軽妙な台詞回しは、リーディングでもそのエッセンスを十二分に堪能できることだろう。
代表作である「たけくらべ」のほか、「大つごもり」「ゆく雲」「にごりえ」「十三夜」といった一葉の著名な作品は、わずか14か月の間に発表されており、この14か月は「奇跡の14か月」と呼ばれている。活躍が期待された一葉だが、当時治療法のなかった肺結核に冒され、24歳という若さでこの世を去ってしまう。本作は一葉の19〜24歳を追った青春群像劇。オーディションを勝ち抜いた18名のキャストが、一葉の生涯をどのように描き出すのか、期待が高まる。
チケットは現在好評発売中。日時指定・全席自由で前売1,800円、当日2,000円。チケットの取り扱いは、北九州芸術劇場プレイガイド・オンラインチケットのほか、チケットぴあ、ローソンチケット。お問い合わせは093-562-2655(北九州芸術劇場)まで。
北九州芸術劇場リーディングセッション vol.25『書く女』
作・演出:永井愛
日時:2015年2月14日(土)18:00
15日(日)14:00
16日(月)14:00(15日アフタートーク、16日演劇カフェあり)
会場:北九州芸術劇場 小劇場(北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11 6F)
料金:前売1,800・当日2,000円
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『書く女』公演詳細ページ
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