北九州芸術劇場のリーディングに小野寺修二登場!
来年3月に行われる北九州芸術劇場(北九州)のリーディングセッションvol.26『会議』(作:別役実、演出:小野寺修二)。現在、本作品の出演者を募集している。
演劇界の第一線で活躍する演出家を招き、独自の手法で上演する北九州芸術劇場リーディングセッション。これまで演劇のみならず、さまざまな舞台で活躍するアーティストが演出を務めてきた。第26弾はカンパニーデラシネラの主宰・小野寺修二が登場。小野寺は自身の主催するカンパニーデラシネラの活動のみならず、演劇作品の振付やステージング、はたまたミュージシャンのPVの振付など、近年ますます活動の幅を広げている。
小野寺が今回挑むのは、日本における不条理劇の第一人者・別役実の戯曲『会議』。マイムのテクニックを用い、視覚的にも楽しませてくれる小野寺の演出は、別役の不条理劇にどう挑むのか。
マイムをやってきた僕ですが、今年初めてリーディングの演出をさせて頂きました。マイムとリーディングは正反対のようでいて実際は、足りないからこその埋める作業、隙間があるからこその想像の余地があり、大いに共通点を感じています。本を持っている嘘は、読んでいる本当でもあって、「演じる」ことについて考えます。舞台上に、「役になりきった」人がいるわけではないからこその、視覚、聴覚、思考、イメージの可能性、観客の参加する余地がある。舞台上の人の身体を通過した言葉がそこにあり、観ている人は動いているわけではないのに身体を意識します。何だか大人な愉しみだなこれは、と、初めてリーディングに触れた時思ったのでした。
不条理、素っ頓狂、唐突、ある種の雑さ、ある種の繊細さ。僕の大好きな世界です。今回、別役実さんの戯曲に挑戦させて頂くこと、大変楽しみです。
小野寺修二
オーディション参加希望者は、所定の応募用紙に記入の上、お問い合わせは093-562-2620(北九州芸術劇場「リーディングセッションvol.26」係 (担当:村松、坂田))まで。
小野寺修二プロフィール 演出家。カンパニーデラシネラ主宰。日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年~06年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後カンパニーデラシネラを立ち上げる。作品はマイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で、世代を超えた観客層の注目を集めている。主な作品として、『カラマーゾフの兄弟』(12年新国立劇場)、『変身』(14年静岡芸術劇場)等。また、瀬戸内国際芸術祭2013にて屋外劇『人魚姫』、海の劇場2014学校でひらく舞台芸術教室演劇公演『ロミオとジュリエット』など、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。近年は、音楽劇や演劇などで振付の担当もしている。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。 |
北九州芸術劇場リーディングセッションvol.26『会議』出演者募集
作:別役実
演出:小野寺修二
オーディション日程:2015年11月29日(日)10:00~21:00
会場:北九州芸術劇場 創造工房(北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11)
応募資格:年齢・舞台経験不問
稽古・公演の全日程に必ず参加可能な方
稽古日程:2016年2月29日(月)~3月4日(金)10:00~21:00(予定)
公演日程:2016年3月5日(土)18:00
6日(日)14:00
7日(月)14:00
募集人数:10名程度
応募締切:2015年11月16日(月)必着
申し込み:〒803-0812 北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11
北九州芸術劇場「リーディングセッションvol.26」係 (担当:村松、坂田)
【関連サイト】
北九州芸術劇場リーディングセッションvol.26『会議』出演者募集詳細ページ
小野寺修二 OFFICIAL WEB SITE
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