ゼロソーがゲームと演劇の融合作品を上演

2016.03.08

ゼロソー(熊本)が15周年記念公演『竜宮都市ゴーヘイ』(作・演出:河野ミチユキ)を3月10日(木)~12日(土)、熊本市中央区黒髪の熊本市男女共同参画センターはあもにい多目的ホールで上演する。

ゼロソー 15周年記念公演『竜宮都市ゴーヘイ』

外貨は欲しい。でも国内にカジノを作るのはなんだか気が引ける。治安も悪くなりそうだし。そんなクサい物にフタな発想から誕生したのが、海上移動型カジノ施設「ゴーヘイ」だった。

「ゴーヘイ」は日本各地の専用港を数年に1回のペースで点々とし、繋留都市に多大な富を落としていく。この浮島は、だれのもの? ゴーヘイ住民と本土民との友好と疑惑が水面下、いや、海面下? で渦巻くものがたり。公演直前の抽選により、「キャストの役割と関係」にねじれが生じ、舞台上でリアルタイムに俳優が考え、喋る必要があるエキサイティングな演劇公演。

本作は、世界中でプレーされているボードゲーム「レジスタンス」のゲーム性と演劇が融合した内容となっている。7人の登場人物が同じミッションを抱えて竜宮都市ゴーヘイに乗り込むが、そのなかに裏切り者がいる。その裏切り者は、開演の直前に行なわれる抽選によって決定。俳優は、裏切り者が誰なのかを推理しながら、ミッション達成に向けてストーリーを展開する。公演ごとに変化する裏切り者とエンディングに興味が沸く。本作について、河野ミチユキよりコメントが届いた。

俳優というのは選ばれた存在であり、誰もがなれる訳ではない。というのが演劇に関わりだしてからずっと自分の信条としてあります。当然俳優はそういう存在になるために日々血のにじむような訓練をしています。人前に立つのはそんなに簡単なことではありません。でもそうした日々の鍛錬を乗り越えると、俳優のお仕事は本当に楽しいものでもあり、その魅力は底なし沼です。『ゴーヘイ』は、僕が思うところの「俳優という仕事の純粋に楽しい部分」「俳優として必要なスキル」「俳優が思考しなければならない物事」などをもう少し表に出すために(観客視点で見えるように)創作した作品だと言ってもいいです。ご覧になって「俳優って楽しそうだな、でもこういうところが大変そうだな、あー、やってみたいなぁ」と興味が湧いてもらえると嬉しいです。お楽しみに!

出演は、松岡優子、古澤雄基、吉丸和孝、小柳銀、堀田紗貴、山口詩乃、馬渡直実(劇団「市民舞台」)。

チケットは一般前売1,800円(当日2,300円)、高校生以下前売1,000円(当日1,500円)。予約・お問い合わせはゼロソー090-2397-2841、ticket@zero-so.comまで。


ゼロソー 15周年記念公演『竜宮都市ゴーヘイ』

作・演出:河野ミチユキ
日時:2016年3月10日(木)19:00
        11日(金)14:00/19:00
        12日(土)14:00
会場:熊本市男女共同参画センター はあもにいメインホール(熊本市中央区黒髪3-3-10)
料金:一般前売1,800円(当日2,300円)
   高校生以下前売1,000円(当日1,500円)
   ※3月11日(金)14時は一律1,000円

【関連サイト】
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ゼロソー 15周年記念公演『竜宮都市ゴーヘイ』

※記事初出時、会場住所に誤りがありました。お詫びして訂正します。
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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