みやざき演劇若手の会卒業生たちのリーディング公演

2016.03.21

みやざき演劇若手の会(宮崎)が平成27年度卒業生 演劇リーディング公演『マリオン』(作:吉田小夏(青☆組)、演出:片山敦郎(富む平原・みやざき演劇若手の会))を3月27日(日)、宮崎市橘通西のみやざきアートセンター5階 アートスペース3で上演する。

みやざき演劇若手の会 平成27年度卒業生 演劇リーディング公演『マリオン』

『マリオン』は、120年を孤独に生き、ついには絶滅した、実在する一匹のゾウガメの物語をモチーフにした、とある家族の命の物語。

みやざき演劇若手の会は、宮崎県内各地で活動する30歳未満の演劇人で構成される集団。演劇を通して、人と人とが出会い繋がり合う場をつくることを目標としている。昭和61~62年生まれのメンバーは、このたび30歳を迎えるにあたって、この3月でみやざき演劇若手の会を卒業する。

今回リーディングで上演するのは、劇団青☆組(東京)の主宰で、劇作家・演出家・俳優の吉田小夏による『マリオン』。吉田は、2012年に宮崎県立芸術劇場で上演された『リーディングナウ2012時計屋の恋』で作・演出を務めており、今回の卒業生たちはこの作品のオーディションを経て、俳優として出演した。吉田作品は、別々のキャリアを歩んでいた宮崎の俳優たちが同じ場で活動をするようになる「出発点」となる作品だったという。今回の卒業公演では、「再出発」という想いを込めて、再び吉田作品に取り組む。

本公演に向けて、今回の卒業生のひとりでもあり、現会長でもある伊藤海よりコメントが届いた。

みやざき演劇若手の会、劇団歩く窓の伊藤海です。卒業していったい何変わるというのか、という歌がありました。この会を通じて、思うさま、ときには思いもよらず、いずれまためぐりあえるであろう、たくさんの出会いに触れることができました。演劇のある暮らしの中で、そのことはかけがえのない宝になったと感じています。卒業して何が変わろうと、この公演を、そんな再会の約束にできたらとても幸せです。劇中では歌ったり、なんだかふしぎな音のする楽器をよく使います。青☆組、吉田小夏さんのすばらしい言葉の数々を借り、宮崎に響かせます。また会いましょう。

出演は、伊藤海(劇団歩く窓)、片山敦郎(富む平原)、下水流いつみ(演劇創作ユニット 箱庭)、新納まなみ(超時空劇団☆異次元中毒)、奥野はる菜。

料金は、前売当日ともに500円 。お問い合わせはみやざき演劇若手の会miyazaki.u30@gmail.comまで。


みやざき演劇若手の会 平成27年度卒業生 演劇リーディング公演『マリオン』

作:吉田小夏(青☆組)
演出:片山敦郎(富む平原・みやざき演劇若手の会)
日時:2016年3月27日(日)17:30
会場:みやざきアートセンター5階 アートスペース3(宮崎市橘通西3-3-27)
料金:500円

【関連サイト】
みやざき演劇若手の会

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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