福岡市で創作コンペ実施、参加者募集中!
(公財)福岡市文化芸術振興財団(福岡)がFFAC企画創作コンペティション「一つの戯曲からの創作をとおして語ろう」vol.6に参加する演出家を募集している。
演出家の育成と発掘、新進の演出家同士の交流を目的として、2007年から行われているこのコンペティション。書類審査を通過した演出家たちがプレゼン審査で審査員に向けて課題戯曲の演出プランを提示、勝ち残った3名が上演審査に挑む。例年演出家と審査員が舞台芸術について熱く語り、批評しあうことのできる刺激的な場となっている。過去には劇団爆走蝸牛(現14+/福岡)、柿食う客(東京)といったカンパニーがこのコンペティションを経て最優秀作品賞受賞者公演を行っている。
今回の課題戯曲は、川村毅の『春独丸』。世田谷パブリックシアター(東京)の人気企画「現代能楽集」で上演された本戯曲。演出に向き合うことで、「自身の表現とは何か」という表現の根源を考え直すよい機会となるだろう。
応募書類締切は9月13日(火)必着。書類審査を通過した場合、11月12日(土)に行われるプレゼン審査、来年3月24日(金)・25日(土)に行われる最終上演審査に進んでいく。最優秀作品賞に選ばれると、2017年度内に福岡市で演劇作品を創作・上演する権利が得られる。
応募資格は「演出家として3作品以上の創作・発表をしていること」、「プレゼン審査、上演審査へ参加が可能であること」、「上演審査に際して、上演カンパニー(キャスト、スタッフ)を参加者で用意できること」。自身のカンパニーでの参加も可能なことから、福岡公演を考えている他地域のカンパニーにとっても挑戦し甲斐のある企画と言えるだろう。
詳細は募集チラシ、もしくは福岡市文化芸術振興財団サイトを参照のこと。
お問い合わせは福岡市文化芸術振興財団(菅原・鈴木)092-263-6266、ffac-02@ffac.or.jpまで。
【関連サイト】
福岡市文化芸術振興財団「一つの戯曲からの創作をとおして語ろう」vol.6 演出プラン募集開始!