夫婦のあり方描いた岸田國士の作品を上演
福岡現代劇場(福岡)がアトリエ公演2016『驟雨』(作:岸田國士、演出:猿渡公一)を12月9日(金)~10日(土)、福岡市中央区唐人町の甘棠館Show劇場で上演する。
『驟雨』は昭和初期に岸田國士によって書かれた作品で、新婚旅行を楽しんでいるはずの妹が姉夫婦の家に泣いて帰ってくることから展開される喜劇。結婚や夫婦のあり方がリアルな会話で語られ、人間のおかしみが感じられる。描かれているのは戦前の考え方だが、現代にも通じるおもしろさがある。また、日本語の言葉の持つ美しさ、大正末期から昭和初期にかけての日本演劇の近代化への情熱も感じ取ることができる。今回の公演に向けて、福岡現代劇場から意気込みが届いた。
岸田國士というと文学座の創設者ですが、一見堅苦しいのではないかと思いがちです。が、そうではなく、生き生きとした人間同士の会話は今の私たちとちっとも変わらないなあと思いながら稽古をしています。
結婚や夫婦のあり方をそれぞれの観点から描いており、これから結婚される方にも、結婚されている方にも、結婚なんてまだ当分先だって方にも(?!)楽しんでいただける作品となっています。お時間がある方は是非お越しください。
出演は、今泉亜希子、國分美有希、元木勇輝、仁藤紀子。
チケットは一律2,000円。座席数に限りがあるので席は予約優先。
予約・お問い合わせは080-5254-1247(コナダ)まで。
福岡現代劇場 アトリエ公演2016『驟雨』
作:岸田國士
演出:猿渡公一
日時:2016年12月9日(金)19:00
10日(土)13:00/16:00
会場:甘棠館Show劇場(福岡市中央区唐人町1-10-1)
料金:2,000円
【関連サイト】
福岡市民芸術祭
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