舞台芸術の映像製作者、上映会
演劇における演出として数々の映像を担当してきた園田裕美(福岡市)が、2月14日(土)〜15日(日)、福岡市中央区大名のkonya-galleryで『30″portrait』(企画・映像:園田裕美)を上映する。
プロジェクターやプログラミングの進化により、演劇やダンスなど、舞台芸術の演出効果のひとつとして活用されることが増えてきた映像。園田裕美はこれまでに、北九州芸術劇場プロデュース公演『LAND→SCAPE/海を眺望→街を展望』(作・演出:藤田貴大)や宝塚歌劇団『メイちゃんの執事ー私(わたくし)の命に代えてお守りしますー』(脚本・演出:児玉明子)など、様々な舞台で映像を担当してきた。
本作『30″portrait』は、俳優やダンサーなどの「身体に向き合う人々」を記録するプロジェクトである。30秒の映像によるポートレートを記録していくこのプロジェクトは、今回経過報告という意味を含め、上映会で30人の「身体に向き合う人々」を記録・編集し作品として発表するが、上映会以降も、被写体が次の被写体を紹介するという方法で継続的に創作される。「アーカイブしたものをネットで公開して、ノウハウやつながりを共有することもこのプロジェクトの目的なので、中長期的視野で継続したい」と園田は語る。作品の発表に留まらず、記録の蓄積やネットワークの構築を初期段階から目的とするという企画意図も興味深い。
映像出演は、松岡智恵(舞踏青龍會)、山口千春、垣内美希、松岡涼子、百田彩乃(だーのだんす)、小笠原萌、つかのみき(horamiriダンス研究所)、田島はつみ(horamiriダンス研究所)、山本泰輔、徳永恭子(ゼルプスト)、イフクキョウコ(スタジオイマイチ)、真崎千佳、今村貴子(イマ☆タカ Dance Family)、藤城道博、伊藤大輔、高山力造(village80%)、高野佳子、青木望、やべかつひさ、木村有希(YUKI DANCE – LOOP)、吉松昌則(おやじFlavors)、岡本勝(履き物屋 カクシン)、宮村耳々、脇内圭介(飛ぶ劇場)、Aji 、緒方祐香、吉元良太、綱脇理子、重松沙矢香(※順不同)。俳優やダンサー、舞踏家、パントマイマーなど、多岐に渡る人々の身体表現が見られる機会もそうそうないだろう。
チケットは現在予約受付中。前売1,200円、当日1,500円。予約はクービックinfo@kitaya505.com(kitaya505)。お問い合わせはinfo@kitaya505.com(kitaya505)まで。
『30″portrait』
企画・映像:園田裕美
日時:2015年2月14日(土)14:00/18:00
15日(日)14:00/17:30
会場:konya-gallery(福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル201+202)
料金:前売1,200円、当日1,500円
【関連サイト】
『30″portrait』特設サイト
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。