「キビる」(結ぶ)をキーワードに、福岡に新たなフェス誕生
「キビるフェス~福岡きびる舞台芸術祭~」が2月18日(土)~26日(日)、福岡市博多区祇園町のぽんプラザホールと、福岡市博多区千代のパピオビールーム大練習室で行われる。
「キビるフェス~福岡きびる舞台芸術祭~」は、福岡の方言である「きびる」(結ぶ)をキーワードに、「全国と福岡の舞台芸術団体をきびる」「観客と舞台芸術をきびる」「福岡の舞台芸術活動の場をきびる」ことを目的とした舞台芸術祭。今回のプログラムは以下の通り。
ぽんプラザホール
2月18日(土)〜19日(日)トラッシュマスターズ『たわけ者の血潮』
2月22日(水)劇団HIT!STAGE×劇団ヒロシ軍『花の棲む街』リーディング公演
2月24日(金)〜26日(日)アマヤドリ『ロクな死にかた』
パピオビールーム 大練習室
2月18日(土)〜19日(日)劇団森キリン『えすえむ』
2月23日(木)〜26日(日)非・売れ線系ビーナス『些細なうた』
関連企画として、シンポジウム「福岡の内と外から、この街の理想像を語る」が2月20日(月)にぽんプラザホールで、劇団森キリンワークショップが2月19日(日)、アマヤドリ広田淳一ワークショップが2月21日(火)にパピオビールームで行われる。また、各作品の公演終了後にはアフタートークも予定されている。
今回は、福岡市内の舞台芸術団体の練習場のメッカとも言えるパピオビールームと、発表の場としてのメッカとも言えるぽんプラザホールの2会場での開催だが、もっと回遊性を高められるよう、次年度は3会場でできないか検討しているという。
2023年、福岡市に拠点文化施設の開館が予定されている一方で、舞台芸術が福岡市にとって本当に必要なのかという声も上がっている。10年続いた舞台芸術見本市「福岡演劇フェスティバル」も2015年に休止し、質の高い舞台芸術の鑑賞機会が減ったタイミングで新たに始まった「キビるフェス」。このフェスティバルによって、福岡市の舞台芸術を活気づける狙いがあるようだ。「社会性の高い骨太な作品を提供したい」というプロデューサー糸山裕子の意向で、トラッシュマスターズや森キリンなど、九州・福岡に初登場となるカンパニーが招聘されている。
限定10枚の共通チケット(5団体の演目が各1回観劇できるチケット)が8,500円で販売中。ローソンチケット(Lコード:82365)での取り扱い。
お問い合わせはぽんプラザホール092-262-5027、info@pomplazahall.jpまで。
「キビるフェス~福岡きびる舞台芸術祭~」
期間:2017年2月18日(土)〜26日(日)
会場:パピオビールーム 大練習室(福岡市博多区千代1-15-30)
ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
【関連サイト】
キビるフェス~福岡きびる舞台芸術祭~