劇団夢桟敷2018年ブラジル公演出演者・スタッフ募集中!

2017.04.17

2009年「劇団笠戸丸」(ブラジル公演のためのユニット)としてブラジル4都市公演を成功させた劇団夢桟敷(熊本)が、来年2度目のブラジル公演に向けて出演者・スタッフを募集している。

プロミッソン市ができて100周年を迎えるにあたり、再度演劇を上演してほしい旨の要請を受けてブラジル2都市での公演を準備中だ。

作品は熊本市南区城南町出身で「ブラジル移民の父」と呼ばれる上塚周平が主人公で、その上塚役を演じる俳優も募集している。笠戸丸は上塚がブラジルに約800人の日本人を連れて渡った時の移民船の名前である。作・演出の山南純平にブラジル公演に向けての思いを語ってもらった。

2008年6月、日本とブラジルでは移民百周年を各地で記念行事が行われていた。熊本では夢桟敷と学生たちがユニット劇団「笠戸丸」を結成してブラジル移民劇『ボクノフルサト。』(作:田中瞳、演出:山南純平)20名で熊本市国際交流会館にて公演。丁度、その時に神戸(第1回1908年、移民船が出航した港)で記念式典が催されており、ブラジルから来られていた日系の方々が熊本で移民劇公演があることを聞きつけて神戸から熊本まで駆けつけてくれた。…「これはブラジルで公演して欲しい!」と棚から牡丹餅式に要望を頂いた。それがきっかけとなり翌年2009年2月にブラジル公演(サンパウロ州4会場)が実現した。あれから8年。只今、2度目のブラジル公演を来年2018年6月目標に計画中。昨年4月の熊本地震を経験した私たちは劇中災害エネルギーでタイムスリップした物語を百年前のブラジルに運びます。『万華鏡~百年物語』(仮題)。…これより1年をかけて制作します。移民の父と呼ばれる上塚周平氏が眠っているプロミッソン市百周年と熊本県人会60周年を祝いに!お届け致します。参加ご希望の方は090-4581-5190までお問い合わせ下さい。
劇団夢桟敷ブラジル公演実行委員会 山南純平

劇団笠戸丸 ブラジル移民劇『ボクノフルサト。』  劇団笠戸丸 ブラジル移民劇『ボクノフルサト。』

1979年に設立、熊本で活動する唯一のアングラ劇団、劇団夢桟敷のブラジル公演です。演劇愛溢れる山南純平さんと平成の笠戸丸に乗ってみたい(移住はせず帰って来れますのでご安心ください!)と思われる方はぜひお気軽にお問い合わせください。これからの演劇を担ってくれる若い方の参加もお待ちしております。熱い演劇談義の他、作品を創りながら、劇団夢桟敷さんの数々の武勇伝も聞けることでしょう!

執筆:松岡優子

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