久留米シティプラザで演劇塾の発表公演
久留米シティプラザ(久留米)がくるめ演劇塾プラ座コースC前期発表公演『CBパンドラ』(脚本・構成・演出:小松杏里)を7月28日(金)~29日(土)、久留米市六ツ門の久留米シティプラザCボックスで上演する。
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昨年の開館以来、久留米市からさまざまな文化芸術を発信している久留米シティプラザ。このたびドラマアーツディレクター小松杏里が塾長を務める「くるめ演劇塾」の発表公演が行われる。小松杏里に劇場のこと、「くるめ演劇塾」のこと、今回の発表公演のことについて聞いた。
ー久留米シティプラザはどのような劇場でしょうか?
それぞれに特徴のある、コンサートやミュージカルなど大きな公演に適したザ・グランドホール(1,514席)、演劇向きの和風な造りの久留米座(399席)、高さが7mあり自由な使い方が出来るブラックボックス型のCボックス(144席)という3つの劇場を持つ複合施設です。ほかに、昇降式のステージもある全天候型の六角堂広場や、和室、会議室や展示室などもあり、4つのスタジオで音楽の練習や演劇の稽古をすることも出来ます。
ー「くるめ演劇塾」の趣旨や内容を教えてください。
美術や音楽、古典芸能などの芸術文化は盛んな久留米に、久留米シティプラザが出来たことをきっかけに、演劇文化も育てていこうという目的で、昨年の開館時から始めました。基礎から始めているので時間はかかると思いますが、偏った年代ではなく、子どもからお年寄りまで老若男女の参加者がいるので、久留米ならではの作品を作っていけるのではないかと思っていますし、楽しみです。
ー今回の演劇塾や発表公演『CBパンドラ』の内容などについて教えてください。
2年目の発表会になる今回の公演は、演劇塾のレッスンの延長としても、演劇表現のいろいろな要素を取り入れたいと思っていました。そこで、架空の芸能大賞というコンクールに出す演目を選ぶために、ある劇団の劇団員たちが、いろいろな演目を事務所の社長に披露していくという構成になっています。観客の人たちも、社長と一緒にいろいろな演目を観ながら、演劇塾の老若男女の個性を活かした様々な表現を楽しんでいただけたらと思います。
ー今後行われる、久留米シティプラザの目玉公演やお勧めの催しがあれば教えてください。
夏には、演劇ではありませんが、江戸落語とは違い、普段なかなか観る機会の少ない上方落語の桂雀々さんの独演会があります。これはおもしろいです。秋以降には、松本幸四郎さんの『アマデウス』はじめ、朝ドラ『ひよっこ』の脚本家・岡田惠和さんの作品『ミッドナイト・イン・バリ』など、演劇ファンが楽しめる作品が多くあります。劇場自体も素晴らしいので、まだ来たことのない人にも、ぜひ一度足を運んでいただきたいですね。
ー最後にmola!をチェックしている方へメッセージをお願いいたします。
九州の演劇は、それぞれ個性的でおもしろいと思います。その中で、自分の好きな劇団や役者を見つけて応援していっていただければ、さらに九州の演劇は盛り上がると思います。ぜひ、久留米にもおいでいただき、くるめ演劇塾の公演も楽しんでいただければと思います。参加も大歓迎です!
出演は、岡沙織、北川雅、木下りさ、黒岩晃、竹下希和、堤李緒奈、成清芳子、西谷優人、松本剛一、松本昌代、右田海都、室園慧太、吉岡沙耶、吉田琉香。
チケットは500円。小学生以下は無料。
予約・お問い合わせは久留米シティプラザ0942-36-3000、kcp-j@city.kurume.fukuoka.jpまで。
久留米シティプラザ くるめ演劇塾プラ座コースC前期発表公演『CBパンドラ』
脚本・構成・演出:小松杏里
脚本協力:大塚ムネト(ギンギラ太陽’s)
振付:今村貴子(イマタカDance Family)
日時:2017年7月28日(金)19:30
29日(土)15:00
会場:久留米シティプラザCボックス(久留米市六ツ門8-1)
料金:500円
小学生以下無料
【関連サイト】
くるめ演劇塾プラ座コースC前期発表公演『CBパンドラ』
久留米シティプラザ(Facebook)
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。