福岡県大学合同公演、今年は難しい題材を扱う書き下ろし作品

2017.08.07

福岡県大学合同公演2017『弧影』(作・演出:上野隆樹)が9月2日(土)〜3日(日)、福岡市南区大橋のゆめアール大橋 大練習場で上演される。

福岡県大学合同公演2017『弧影』

とある民主主義を謳うあなたもよく知る国。この国の長は“総理”と呼ばれ、国民の代表とされている。しかし、真実は、とある一族の血統に連なる者が継承し続けてきた、所謂“王政”の国家である。
この国の新しい総理である興島歳造は、他国からの脅威から国を守るため、国民の尊厳と崇高な精神を取り戻すため、過激とも思える政策に乗り出す。
そんな彼の道を妨げようとする男が現れる。男は並々ならぬ思いで興島に立ち向かう。
それと同時期に隣の半島からは黒いきのこ雲が立ち上り、
国は暗条の只中へ向かおうとしていた。
そんな状況に苦しむ興島の肩をそっと支える女。
乞食の妻となり、彼を嫌悪する女。
興島に刃を突き立て、立ち向かう男。
全ての運命が交錯する時、物語は大きく歪み始める…。

大学演劇部の横のつながりをつくり、5年後、10年後の福岡の地域演劇シーンを支える人材を輩出するため、2007年から行われている福岡県大学合同公演。今回上演される『弧影』は、2年ぶりの書き下ろし作品。6月には、NPO法人FPAP(福岡)による企画「ブラッシュ!」で、本作のブラッシュアップを目的としたリーディング公演を実施。本公演に向けて、さらにクオリティを上げられるようなディスカッションが行われた。「政治的な要素を織り込みながらも男女の愛憎劇にがっつり触れている、難しい題材に挑んだ作品になっております! 大学生たちのエネルギッシュな演技をぜひ劇場でお楽しみください」とのこと。

出演は、岡本幸陽、山田愛夏、上野隆樹、原田希美、湯浅諒、池田千春、谷口拓、高松美果、今滝絵莉香。

料金は800円(当日1,000円)。

お問い合わせはfukuoka_godo@yahoo.co.jpまで。


福岡県大学合同公演2017『弧影』

作・演出:上野隆樹
日時:2017年9月2日(土)19:00
        3日(日)13:00/18:00
会場:ゆめアール大橋 大練習場(福岡市南区大橋1-3-25)
料金:前売800円(当日1,000円)

【関連サイト】
福岡県大学合同公演(Twitter)

福岡県大学合同公演2017『弧影』

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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