劇団go toがまどかぴあと作る新作は、眩しく優しい冒険物語
劇団go to withまどかぴあ特別公演『花とヴァンパイア』(脚本・演出:後藤香)が9月23日(土)〜24日(日)、大野城市曙町の大野城まどかぴあ 小ホールで上演される。
少年の船で異国の海を航海中に、自由行動でボートを出した数名は、目が覚めると見知らぬ島に漂着していた。
花が咲き乱れるその島で、一同は美しい少女たちに出会う。
暗く閉ざされた屋敷の中で、咲かない花を育て続ける少女たちと、己の課題を克服する事に向かう一同、少女たちを捕獲しようとする密猟者たちが入り乱れ、近づきたい思いはすれ違っていく。
不可能に挑戦する生き物たちの、飢えていて眩しく優しい冒険物語。
出演者・サポートスタッフを公募し、演劇を上演する企画「大野城まどかぴあ市民企画事業」。10回目となる今回は、劇団go to(福岡)とまどかぴあが共同で作品を作り上げる。オーディションを経て集まった14名のキャストと12名のサポートスタッフが参加し、現在稽古は佳境を迎えている。現在の手応えなどについて、劇団go to主宰で、本作の脚本・演出を務める後藤香からコメントが届いた。
ファンタジーです。
ファンタジーで泣くのは負けた気がするので嫌なのですが、演出なのに、通しのたびに泣きそうになります。
花を他の何かに置き換えたり、登場人物のヴァンパイアや密猟者を他の誰かに置き換えたりして見てしまうと、演出なので泣きこそしませんが鼻水は垂れます。もともと感動して泣くのが好きな性質ではありますし、涙腺が緩い年齢であるので更にですが、確実に苦しいモノや温かいモノが終盤溢れていまして、それを支えようとするサポートスタッフの皆さんの誰かへの愛を思うと負けていいやと思ってしまう仕上がりです。
明るい日差しの下で咲く花を育てる、暗闇で生きるヴァンパイアの美しい少女たちと、惹かれた事に素直な子どもたちと、使命責任感と闘う密猟者たちの75分の『物語』です。
一枚の折紙で薔薇が折れる事をこの芝居をやる事になって知りました。
劇中何度か出てくる『薔薇が咲いた』の歌詞の『薔薇』は、生まれた命の事を指しているらしいです。
ラストの畳み掛ける告白にご期待下さい。後藤香
出演は、池田理絵、石川愛以奈、伊藤菜々、神岡尭志、雁瀬暁子、倉本星華、鮫島梓紗、深川詞梨、福田菜々子、藤井啓子、増本聖、矢浦左來、吉本穂果、脇野紗衣。
チケットは一般前売2,000円(当日2,500円)、高校生以下前売1,000円(当日1,500円)、親子ペア券2,500円(前売のみ)。CoRichチケット!での取り扱い。
お問い合わせは劇団go to内特別公演「花とヴァンパイア」事務局gototamb@gmail.comまで。
第10回大野城まどかぴあ市民企画事業
劇団go to withまどかぴあ特別公演『花とヴァンパイア』
脚本・演出:後藤香
日時:2017年9月23日(土)15:30/19:00
24日(日)11:00/14:30
会場:大野城まどかぴあ 小ホール(大野城市曙町2-3-1)
料金:一般前売2,000円(当日2,500円)
高校生以下前売1,000円(当日1,500円)
親子ペア券2,500円(前売のみ)
【関連サイト】
劇団go to
特別公演「花とヴァンパイア」事務局(Twitter)
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。