劇団上町クローズライン、つか作品連続上演企画で『蒲田行進曲』

劇団上町クローズライン（鹿児島）が『蒲田行進曲』（作：つかこうへい、演出：宇都大作）を9月30日（土）〜10月1日（日）、鹿児島市山下町の鹿児島市中央公民館で上演する。

舞台は、時代劇映画華やかなりし頃の京都撮影所。
映画スター〔銀四郎〕と大部屋俳優の男〔ヤス〕、そして落ち目の女優〔小夏〕の人間関係を軸に、撮影所の舞台裏を織り交ぜて描いた、今や知らない人のいない大ヒット人情喜劇『蒲田行進曲』。

1980年、新宿紀伊國屋ホールでの初演で、絶大な支持を得たこの作品はその後、小説化・映画化。
つかは本作で1982年第86回直木賞を受賞し、また映画は1982年度に映画賞を独占。80年代日本の演劇界・映画界を代表する傑作が、今、鹿児島の地で熱くよみがえる。

つかこうへい作品に心酔した代表・宇都大作が代表をつとめる劇団上町クローズライン。
旗揚げから10年の間に、数々のつかこうへい作品を演出してきた宇都が、満を期して、つかの代表作に挑む。

過去に2007年の旗揚げ公演で『二等兵物語』を上演したほか、2012年に『つかこうへい追悼 熱海殺人事件売春捜査官』を上演するなど、つか作品に積極的に取り組んできた劇団上町クローズライン。今年は「つかこうへい三作品一挙上演～原田耕太郎・炎の三本勝負！！」と題して、劇団鳴かず飛ばず（鹿児島）の原田耕太郎をメインキャストに据え、劇団代表の宇都大作が演出する「つか作品連続上演企画」を行っている。今回の三本勝負では、6月に第1弾『熱海殺人事件～友よ今君は風に吹かれて』を上演。今回の『蒲田行進曲』はその第2弾となる。また、三本勝負・最終戦は12月に『飛龍伝’90～殺戮の秋』の上演を予定している。

本作の上演に向けて、劇団代表で演出をつとめる宇都大作よりコメントが届いた。

人間の根底にある本質を抉り出すつか芝居ですが、若い役者たちが勇猛果敢に挑みました。どんなに悲しいラストを迎えても、観劇後は前に向かって歩きだせるように、晴れやかに、華やかに、闊歩していける、そんな珠玉の名作を、ぜひご覧にお越しください。

出演は、徳田英太郎、原田耕太郎（劇団鳴かず飛ばず）、春田早希奈、小松蓮（劇団鳴かず飛ばず）、西拓洋、本田遼太郎（鹿大演劇部テアトル火山団）、江藤圭亮（鹿大演劇部テアトル火山団）、坂本望ほか。

チケットは一般1,500円（当日2,000円）、学生1,000円（当日1,200円）。山形屋、十字屋CROSS、鹿大生協、鹿児島市民文化ホール、平和市民薬局での取り扱い。

お問い合わせは090-9495-1937（春田）まで。

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劇団上町クローズライン つかこうへい三作品一挙上演 原田耕太郎・炎の三本勝負！！ 第2弾『蒲田行進曲』

作：つかこうへい
演出：宇都大作
日時：2015年 9月30日（土）19：00
　　　　　　　10月1日（日）13：00／17：00
会場：鹿児島市中央公民館（鹿児島市山下町5-9）
料金：一般1,500円（当日2,000円）
　　　学生1,000円（当日1,200円）

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文責：九州南部駐在員H