北九州の新たな文化施設で2つのリーディング公演
11月11日(土)に飛ぶ劇場(北九州)が、リーディングで読み解く 小説×戯曲『睡稿、銀河鉄道の夜』(原作:宮沢賢治、作・演出:泊篤志)を上演、翌週18日(土)には北九州芸術劇場製作の『Re:北九州の記憶』関連企画「よむ、記憶」として、『昭和12年7月31日』(作・演出:藤本瑞樹)が北九州市小倉北区京町の北九州文学サロンで上演される。
今年3月に「文化の街・北九州」を発信する施設としてオープンした北九州文学サロン。軍医として小倉に赴任した文豪・森鷗外や、社会派推理小説というジャンルを確立した松本清張ら北九州市ゆかりの文学者を紹介しているこの新しい文化施設で、リーディング公演が2週連続で催される。
「リーディングで読み解く 小説×戯曲」と題して上演されるのは、飛ぶ劇場の『睡稿、銀河鉄道の夜』。宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」をもとに、飛ぶ劇場の泊篤志が戯曲化した作品だが、今回はタイトルの通り、戯曲と原作を交互にリーディングし舞台化までの足跡を明らかにするという新しい試み。翌週上演される『昭和12年7月31日』は、北九州芸術劇場の事業『Re:北九州の記憶』の一環で書かれた作品。『Re:北九州の記憶』では、北九州市で暮らす高齢者の方々に地元の若手作家がインタビューを行ない、その方々の思い出や経験などの「記憶」を戯曲化している。
会場となる北九州文学サロンは、文化芸術に関連するさまざまな催しを企画している。文化芸術の街、北九州をアピールする施設として注目したい。
両公演とも料金は無料だが、事前申し込みが必要。
お問い合わせは、『睡稿、銀河鉄道の夜』は北九州文学サロン093-383-8610まで。『昭和12年7月31日』はinfo@kitaya505.com、090-2502-0923(フジモト)まで。
飛ぶ劇場 リーディングで読み解く 小説×戯曲『睡稿、銀河鉄道の夜』
原作:宮沢賢治
作・演出:泊篤志
日時:2017年11月11日(土)14:00/16:00
会場:北九州文学サロン(北九州市小倉北区京町1-5-9)
料金:無料
『Re:北九州の記憶』関連企画「よむ、記憶」『昭和12年7月31日』
作・演出:藤本瑞樹(二番目の庭)
日時:2017年11月18日(土)13:00/16:00
会場:北九州文学サロン(北九州市小倉北区京町1-5-9)
料金:無料
【関連サイト】
北九州文学サロン(Facebook)
飛ぶ劇場
北九州芸術劇場『Re:北九州の記憶』公演詳細ページ
※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。