今回のキビるフェスは、7団体参加+ワークショップ!
「キビるフェス2018~福岡きびる舞台芸術祭~」が1月27日(土)〜2月4日(日)、福岡市博多区千代のパピオビールーム、福岡市博多区祇園のぽんプラザホール、福岡市東区千早のなみきスクエアで行われる。
福岡の方言「きびる」(結ぶ)を冠に掲げ、「全国と福岡の舞台芸術団体をきびる」「観客と舞台芸術をきびる」「福岡の舞台芸術活動の場をきびる」ことを目的として2017年から始まった演劇祭。2回目となる今回は、笑の内閣(京都)、劇団HallBrothers(福岡)、劇団HIT!STAGE×劇団ヒロシ軍(長崎)、劇団820製作所(神奈川)、TRASHMASTERS(東京)、劇団カマコル(釜山)が参加。また、2月3日(土)〜4日(日)には、イギリスのDarbyTheatreで研鑽を積んだ演出家・大澤遊による、演出家・俳優向けの実践型ワークショップも開催される。
笑の内閣は2005年に京都で旗揚げ。実寸のリングで本当にプロレスをするプロレス芝居と時事ネタ芝居を得意とする劇団。「ギャグのような社会のおかしさ」を増幅しあざ笑い、批評するのが特徴で、これまで表現規制問題や、風営法による規制強化についてなど、様々な社会問題・時事ネタをテーマに取り上げたコメディ作品を創作。今回は福岡市に住む女子大生・日向あおいの同棲中のツレがネトウヨ(ネット右翼)に傾倒していくさまを描いた『ツレがウヨになりまして』(作・演出:高間響)を上演する。
唯一福岡から参加となる劇団HallBrothersは、第六回九州戯曲賞大賞を受賞した代表作『
となりの田中さん』(作・演出:幸田真洋)を4年振りに再々演。会場となるパピオビールームに、2階建てアパートを建てるという大掛かりな舞台装置と、それを生かした演出が見どころ。
劇団HIT!STAGE×劇団ヒロシ軍は『花の棲む街』(作:森馨由(劇団HIT!STAGE)、共同演出:田原佐知子(劇団HIT!STAGE)・荒木宏志(劇団ヒロシ軍))を上演。「基地のある街」佐世保の、忘れられた戦後の物語を描く。
昨年に引き続き参加するTRASHMASTERSは、『埋没』(作・演出:中津留章仁)を上演。先人たちの想いに会うべく、亡くなった父の生まれた村を訪れた「私」は、そこに現実を生きる本当の人間の姿を見出す。「演劇の未来」「可能性」を模索することに挑戦する同劇団、今年はどういった世界を見せてくれるのか。
昨年、FFAC「一つの戯曲からの創作をとおして語ろうvol.6」で最優秀賞・観客賞をダブル受賞劇団した820製作所は『東京の街が夢見る』(作・演出:波田野淳紘)を上演。あちこちでテロが頻発し、分断され、内戦が生じるという“荒唐無稽な”設定下の日本を舞台に、「個人」の言葉と物語りの力を問い直す作品を上演する。
劇団カマコルは創作ミュージカル『序詞』(作・演出:イ・チェギョン)を上演。劇団カマコルは「カマコル小劇場」のレジデンスカンパニー。今回のモチーフとなっているのは、韓国人にもっとも愛されている詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)。昨年、生誕100周年を迎えた尹東柱が生涯を閉じた福岡の地で、死の前日、福岡刑務所にいた尹東柱の身に起こった出来事を描いたミュージカルを上演。
チケットは各公演によって異なる。6団体の公演を各1回観劇できる共通チケットは、10枚限定で10,000円。1月25日(月)までの販売。ローソンチケット(Lコード:81767)での取り扱い。
お問い合わせはぽんプラザホール092-262-5027まで。
「キビるフェス2018~福岡きびる舞台芸術祭~」
日程:2018年1月27日(土)〜2月4日(日)
会場:パピオビールーム(福岡市博多区千代1-15-30)
ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
なみきスクエア(福岡市東区千早4-21-45)
【関連サイト】
キビるフェス2018~福岡きびる舞台芸術祭~
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