「十五少年漂流記」を題材にしたショーマンシップ新作
劇団ショーマンシップ(福岡)が『生きろ!』(脚本・演出:市岡洋)を6月30日(土)~7月1日(日)、福岡市中央区天神の西鉄ホールで上演する。
大海を臨む海岸沿いのキャンプ施設に集まった少年少女たち、中には交換留学で海外からやってきた子らもいる。彼らは男女7人グループに分けられ、自給自足の自然体験カリキュラムに参加。
ゴードンをリーダーとする男子4名・女子3名のグループ『サバイブセブン』は、大物を釣り上げてやろうと、釣場を探索。すると大きな岩陰に一艘の古びた舟を発見。彼らは乗り込み釣りを始めるが、いつしか船は海岸から離れ大海原へ。
襲い掛かる嵐を越え、深い霧に包まれた海を抜けると、突然眼前に現れた島にたどり着く。スマホの電波も届かない無人島。不思議な動物や時代錯誤の海賊たちとの遭遇、それでも彼らは生還を願い、時にぶつかり合いながらも、この島で生き抜く術を身に付けていく。
「人は何のために生きるのか?」「如何に生きるか?」「生きるために何が必要か?」
死と隣り合わせの孤立した世界に投げ出された若者たちが、生きる目的と意味、そして生きる術を見出す冒険ファンタジー。
劇団ショーマンシップの座長である仲谷一志からメッセージが届いた。
ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」を原作に「現代の若者が、スマホもお金も役に立たない島に漂流し、成長する物語」です。島での生活シーンはシチュエーションコメディでもありながら、「時代を生きぬく力と知恵」の物語です。客席にはエプロンステージが組まれ、より近い距離? いや作品の世界の中にお客様には入っていただきます。漂流する船のセットの動きにも注目!! 7人の若者が作品の中でどう変わっていくかがとにかく見ものです。ベテランがわきを固めています。
劇団ショーマンシップの活動の一つに、小、中、高校の芸術鑑賞行事としての各学校の巡回公演があります。これまでに、『ないた赤おに』『ノートルダム物語』等々の作品で全国をまわっています。今回の『生きろ!』は、その新作です。今後10年間で700ステージ35万人の児童、生徒さんにこの作品を届ける予定です。ただ、西鉄ホールでの公演は、「とにかく西鉄ホール仕様!」に作っています。今後のことを考えてシンプルにしたりなどはしていません。きっといろいろなシーンが、今後、劇団内では伝説となるはずです。是非是非この「とにかく西鉄ホール仕様!」の『生きろ!』をご覧ください。
出演は、鶴賀皇史朗、中野隆、古澤大輔、中野凱、東紗耶香、内山侑香、平岡七海、原岡梨絵子、栗野直樹、寺崎索、山口泰弘、山浦奈美、仲谷一志。
チケットは、一般3,000円(当日3,500円)、学生1,500円(当日2,000円)。ローソンチケット(Lコード82535)、チケットぴあ(Pコード484-522)、ショーマンシップ事務所での取り扱い。
お問い合わせは劇団ショーマンシップ事務所092-716-3175まで。
劇団ショーマンシップ『生きろ!』
脚本・演出:市岡洋
日時:2018年6月30日(土)14:00/19:00
7月1日(日)14:00
会場:西鉄ホール(福岡市中央区天神2-11-3 ソラリアステージビル6F)
料金:一般3,000円(当日3,500円)
学生1,500円(当日2,000円)
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劇団ショーマンシップ
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