日本縦断29か所ツアー中のチャリカルキが行橋・沖縄に
劇団チャリカルキ(東京)が20周年記念公演 Mama-チャリカルキvol.12『居場所』(脚本:ビーグル大塚、演出:チャーリー軽木、音楽:ツジヤマガク)を7月25日(水)に行橋市道場寺の劇団風雷坊稽古場で、7月26日(木)に那覇市西のピパーチキッチンで、7月28日(土)に宮古島市平良西里のJANGJANGで、7月29日(日)に那覇市字古島のちる酒場で上演する。
『タイキとジードの冒険』
いつとも知れぬ頃のお話。どこかにあるという理想郷「コハマ国」を目指して旅をする三歳児、タイキとジード。猛獣、妖精、天変地異を乗り越え、ついに二人はコハマ国に辿り着くのだが…。時間と空間を飛び越える、風刺型コメディアスファンタジー。
『ここが故郷』
売れない演歌歌手、神鳥夏子が新曲プロモーションで訪れた会場で再会した高校の先輩は、今は売れっ子作家になっていた。彼に取り入ろうとするマネージャーだが、夏子は彼の事をほとんど覚えていなかった…。次々居場所がなくなっていく女の巻き起こすほろ苦喜劇。
チャリカルキが劇団創立20周年を記念して、北は岩手から南は沖縄まで全国29会場、30ステージの日本縦断ツアーを行っている。「Mama-チャリカルキ」は「普段劇場に足を運ぶ機会のない人にも気軽に演劇にふれてもらいたい」というコンセプトで2006年から継続している、居酒屋やカフェなどで行っている公演。今回は九州・沖縄の4会場で公演を行う。劇団代表のビーグル大塚に話を聞いた。
ー現在ツアーの真っ最中ですが、今回のツアーで起こった面白いこと、ありえないこと、感動したことなどを教えてください。
とある会場で、第一回のMamaチャリ公演で共演したバンドのメンバーと再会したこと。今も音楽活動を続けながら、そのお店のスタッフとして働いているとのこと。今回のテーマ「自分の居場所」を考えさせられる出来事でした。
スタッフも出演者が兼ねるこの公演。当然音響も出演しながらやります。特に今回は二本立てなので、音響のきっかけも倍以上。しかしいくつかの音は、実は芝居を途切れさせない為、一つのきっかけにまとめてあるのです。その間の芝居の時間を測り、無音のブランクを入れ、役者たちはそれに合わせて演技をしているのです。どこが芝居に合わせて音を出し、どこが音に合わせて芝居をしているのか、見てみてください。ところが都内公演のある会場でのこと。最後にかかる曲は、役者が操作して出すはずでした。しかし全く突然に勝手にスピーカーから流れてきたのです。しかも、これ以上にないタイミングで。機器にも異常もなく、人為的ミスもありませんでした。会場のある町は、劇団員森耕平の実家があります。毎回見に来てくださったお父様のご遺骨は、亡くなられた今もご実家に居られるそうです……もしかして?
ーmola!をチェックしている方にメッセージをお願いします!
芝居は劇場だけとは限りません。あなたの行きつけの居酒屋が、気になっているカフェが劇場になることもあります。そこは天を衝く山になり大海原になり、世界を変える舞台となります。かと思えば、やはりそこは現実にある場所で、そのドラマは等身大でありながら、観る人の心を大きく揺さぶります。チャリか歩きで行けるような別世界にいらっしゃいませ。
出演は、森耕平、ビーグル大塚、早野実紗(ナイスコンプレックス)。その他各会場ごとにゲストの出演も。
チケットは2,000円。予約フォームでの取り扱い。
お問い合わせはチャリカルキまで。
劇団チャリカルキ 20周年記念公演 Mama-チャリカルキvol.12『居場所』
脚本:ビーグル大塚
演出:チャーリー軽木
料金:2,000円
日時:2018年7月25日(水)20:00
会場:劇団風雷坊稽古場(行橋市道場寺1420-2)
日時:2018年7月26日(木)20:00
会場:ピパーチキッチン(那覇市西2-6-16)
日時:2018年7月28日(土)21:00
会場:JANGJANG(宮古島市平良西里12)
日時:2018年7月29日(日)17:00
会場:ちる酒場(那覇市字古島2-4)
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