情感豊かな美しい文楽の世界
3月8日(日)、北九州市戸畑区汐井町の戸畑市民会館 大ホールにて、人形浄瑠璃『文楽』が行われる。
江戸時代から続く人形浄瑠璃『文楽』は、昭和30年に国の重要無形文化財に、平成21年にユネスコの世界無形遺産に登録された、日本が誇る伝統芸能のひとつ。一体の人形を三人で遣うという、世界に類を見ない高度な”人形遣い”、台詞や心情、情景までもを物語る”太夫”、そして、物語を彩る”三味線”。その情感豊かな美しい世界は、多くの観客を魅了し続けている。北九州では昭和38年より定期的に上演が行われ、今回で48回目を迎える。
13:30からの昼の部では、『曽根崎心中』生玉社前の段、天満屋の段、天神森の段、『義経千本桜』道行初音旅が、18:00からの夜の部では、『菅原伝授手習鑑』寺入りの段、寺子屋の段、『釣女』がそれぞれ上演される。
昼の部の『曽根崎心中』は、遊女との純愛を描いた哀しい愛の物語。『義経千本桜』は、満開の桜を背景に、義経の旅模様を描いた作品で、浄瑠璃三大傑作のひとつとも言われている。夜の部の『菅原伝授手習鑑』も浄瑠璃三大傑作のひとつで、我が子を犠牲に差し出した夫婦の悲しみと苦悩を描いた有名作品。
料金は一般3,000円、学生(小〜大学生)1,500円。当日は各500円増しとなる。チケットの取り扱いは、北九州芸術劇場プレイガイド・オンラインチケット、チケットぴあ、ローソンチケット。なお、昼の部の前売は予定枚数を終了している。当日券は若干枚数販売予定。お問い合わせは093-562-2655(北九州芸術劇場)まで。
人形浄瑠璃『文楽』
日時:2015年3月8日(日)昼の部 13:30
夜の部 18:00
会場:戸畑市民会館 大ホール(北九州市戸畑区汐井町1-6)
料金:一般前売3,000円、当日3,500円
学生(小〜大学生)前売1,500円、当日2,000円
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人形浄瑠璃『文楽』詳細ページ
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