ゴッホら印象派の画家たちの生き様描く、彗星マジック『ポストグラフ』
彗星マジック(大阪)が『ポストグラフ』(作・演出:勝山修平)を2月16日(土)〜17日(日)、福岡市博多区千代のパピオビールーム 大練習室で上演する。
1888年、フランス、アルル地方。
ナポレオン3世が捕虜となり、フランス第二帝政が崩壊、フランス第三共和政が成立した時代。
ゴッホが画家の共同生活場所・創作拠点として作った【黄色い家】に集ったゴーギャン、スーラ、シニャックらは、喧嘩を繰り返しながらも互いを高め合い、親交を育んでいた。
そこに、主人を喪ったメイドであり、この土地と同じ名を持つ女、アルルが【黄色い家】の戸を叩く。
「知られてはいけないが残さなくてはいけない」絵を描く為に。
各々が自らの想いを乗せて筆を走らせる中、変化していく想いと時代と環境に翻弄され続ける画家たちに訪れる、ささやかな真実と現実。
印象派の画家たちの親交と離別を縦糸に、ナポレオン亡き後のフランス史のうねりを横糸に、芸術を追い求め不器用に生きた画家たちの蜜と毒を描いた虚実綯交ぜの物語。満を持して、再演。
彗星マジックは、取材したモチーフから想像した「もしかしたら在りえたかも知れない」を、虚実ないまぜに描くファンタジーを得意とする劇団。本作『ポストグラフ』は、ゴッホをはじめとする印象派の画家たちの親交・離別と、ナポレオン亡き後のフランス史のうねりを交錯させ、芸術を追い求め不器用に生きた画家たちの生き様を描き出した。本作は、「CoRich舞台芸術アワード!2015」において、8,660本の中から15位(関西公演のみの作品としては2位)に選出されている。作・演出を務める彗星マジックの勝山修平からコメントが届いた。
彗星マジック脚本・演出の勝山です。ほとんどの方ははじめまして。
様々な場所で評判を耳にする団体が参加するこのフェスティバルに参加することができてまことに嬉しく誇りに思っていると共に、大阪から参加するコトリ会議の山本くんがOMS戯曲賞の佳作を受賞したり、劇団チョコレートケーキさんが「舞台芸術アワード!」で1位を受賞したり、なんかとても焦っております。おめでとうございます。
かくいう僕も去年、台北フリンジフェスティバルというものに参加し佳作を受賞したのですが、海外のフェスだからか特別「おめでとう」とも言ってもらえず、だからこの「キビるフェス」でお客様に「おもしろかった」と言ってもらえるよう、全力を尽くして演者に全力を尽くしてもらいます。
夢も希望も、現実も絶望も、愛憎虚実綯い交ぜにしておおくりする、流転する時代に翻弄されたポスト印象派の画家たちを中心に描く静かでとてもさわがしい演劇作品。
是非ともご来場くださいませ。
出演は、米山真理(彗星マジック)、立花裕介、池山ユラリ(彗星マジック)、中嶋久美子、鈴木太海、野倉良太(東京ガール)、上杉逸平(メガネニカナウ)、高山実花。
チケットは、前売2,800円(当日3,000円)、学生1,500円。CoRichチケット!、ローソンチケット(Lコード:82955)での取り扱い。
お問い合わせは彗星マジックsuiseimagic@gmail.comまで。
彗星マジック『ポストグラフ』
作・演出:勝山修平
日時:2019年2月16日(土)14:00/19:00
17日(日)14:00
会場:パピオビールーム 大練習室(福岡市博多区千代1-15-30)
料金:前売2,800円(当日3,000円)
学生1,500円
【関連サイト】
彗星マジック
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