ベッド&メイキングスが初のツアーで今週末北九州に登場!

2019.04.11

ベッド&メイキングスが第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』(作・演出:福原充則)を4月13日(土)〜14日(日)、北九州市小倉北区室町の北九州芸術劇場 小劇場で上演する。

ベッド&メイキングス 第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』

ジャンルを問わず舞台を中心に幅広く活躍する富岡晃一郎と、舞台に拘らずテレビドラマや映画の脚本・監督なども手掛ける福原充則ががっぷり四つで主宰をつとめる劇団「ベッド&メイキングス」。前作『あたらしいエクスプロージョン』で第62回岸田國士戯曲賞を受賞、本作は受賞後初となる長編書き下ろし作品。登場人物たちのそれぞれの善意が、互いをすり減らし、こそぎながら「信じるに値するもの」を求めて右往左往するさまを、笑いを交えて描く群像劇。今回、初のツアーで北九州に登場する。本作について、ベッド&メイキングスの富岡晃一郎と福原充則に訊いた。

ベッド&メイキングス 第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』(撮影:露木聡子)

ベッド&メイキングス 第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』(撮影:露木聡子)

―今回の作品に対する思いや、どんな作品になりそうかをお聞かせください。

福原 いつも言いたいこととか、伝えたいことをどうも隠してしまうんですよね。でも、伝えたいっていう気持ちがあるのに、なんで隠すのか、伝えたいことほど隠したくなるっていうのがよくないなと…。木野花さんにも「そういうところがお前はダメだ!」って言われたことがあって(笑)。昔よりはだいぶ改善したと思うんですけど、今回はどこまで伝わるか、インタビューで聞かれて答えるとすごく安い言葉になるんですけど「生きるために大事なものは何か」とか、すごく安い言葉になることを、2時間かけて何とか説得力のある言葉に置き換えようとしています。

―どんな方に観ていただきたいですか?

福原 いろんな人に見に来て欲しいので、言葉が難しいんですけど、同世代の人に見てもらったときにどう思うのかなっていうのがひとつあって。僕が43なんですけど、いま若い頃に考えてたこととか、まぁその年、その年代によっていろいろ価値観は変わってきたつもりなんですけれども、それでもまた今、僕はこういう風に生きていくっていう、ガラガラと崩れたものがあって。もう一回、この先、一生とは言わないんですけれども、あと10年とかの拠り所、みたいなものが欲しいなと思って。それってなんだろうと思いながら書いています。40代って、迷うらしいんですよ。そうやっていろいろ迷い、いろいろなことを考えたときに、何か支えが欲しい、生きる支えが欲しいなっていう。

ベッド&メイキングス 第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』(撮影:露木聡子)

ベッド&メイキングス 第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』(撮影:露木聡子)

―北九州公演に向けての楽しみなこととか、メッセージをいただけますか。

富岡 いや、もう最高だよ北九州! 僕おばあちゃんちが門司にあるから。でも一昨年、96歳の大往生でおばあちゃんが亡くなっちゃったんです。本当に大好きなおばあちゃんが亡くなった年ぐらいにこの話が出始めて、これでまた行けるんだと思って。おばあちゃんが呼んでくれたっていうふうに思ってます。すごくうれしい。親戚も住んでいてすごく仲よくて。

出演は、安藤聖、石橋静河、町田マリー、吉本菜穂子、野口かおる、島田桃依、葉丸あすか、佐久間麻由、富岡晃一郎。

チケットは、一般3,800円、高校生以下1,000円(前売のみ、要身分証提示)。北九州芸術劇場オンラインチケット、プレイガイド、電話093-562-8435、チケットぴあ(Pコード:491-425)、ローソンチケット(Lコード:88813)での取り扱い。なお、13日(土)18時の回は前売終了。全公演当日券販売あり。

お問い合わせは北九州芸術劇場093-562-2655まで。


ベッド&メイキングス 第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』

作・演出:福原充則
日時:2019年4月13日(土)13:00★/18:00★
        14日(日)13:00
   ★アフタートークあり
会場:北九州芸術劇場 小劇場(北九州市小倉北区室町1-1-1-11 6F)
料金:一般3,800円
   高校生以下1,000円(前売のみ、要身分証提示)

【関連サイト】
ベッド&メイキングス
北九州芸術劇場『こそぎ落としの明け暮れ』公演詳細ページ

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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