オオカミとヤギの友情物語

2015.02.26

福岡県朝倉市で行われる『朝倉市国際子ども芸術フェスティバル』において、演劇人冒険舎(愛知県)が3月21日(土)、朝倉市の久喜宮小学校で『あらしのよるに』(作:きむらゆういち(講談社刊)・構成・台本・演出:三樹健)を上演する。

居心地の悪い群の暮らし。自分は何か違う。そんな優しいオオカミと勇ましいヤギが出会いました。ピタッとはまるピースの如く、探していた最高に気の合う相棒(親友)をみつけた二匹。しかし、この友情には問題が山積みでした。オオカミのガブとヤギのメイは友情を深め、悩み群を飛び出し、大冒険を繰り広げ、離ればなれになる。そして記憶喪失?! さぁ結末は? 物語を知っている人も知らない人も、シリーズ1巻の「あらしのよるに」から7巻の「まんげつのよるに」までの完結版をお楽しみ戴けます。

演劇人冒険舎『あらしのよるに』

アニメや映画にもなった『あらしのよるに』がお芝居になって登場する。友情を貫くために二匹が葛藤する、“ちがう”こと、”わかりあう”こと、”思いやる”こと。そして友情を貫くために生じる、裏切りや別れという苦しみ。しかし逆境の中で、信じる心と勇気を取り戻していく。オオカミとヤギの種族を超えた友情を感じることが出来る作品だ。

物語の雰囲気を二人の役者が作り出すのだが、一番大切にしているのは冒頭の場面だそうだ。激しい嵐の夜、真っ暗闇の中で出逢う緊張。この瞬間を観客と一緒に創る空気が、その後の芝居に繋がっていくからだ。お互いのことをオオカミだと、ヤギだと、知らないまま進行していく物語にハラハラするに違いない。

全国各地を回って公演を行っている冒険舎だが、実際に北海道公演に行った際に、リアルに”吹雪の中で”の移動となり、物語のモデルになった旭岳も越えて来たという。その体験が、お芝居にどう反映されるのかも楽しみにしてほしい。

出演は、内藤美佐子、杜川リンタロウ。

チケットは1作品券大人1,500円、親子券2,000円(子ども・大人各1名)のほか、期間中フェスティバルのすべての公演を観ることの出来るフリーパスバッジがある。子ども700円、大人3,000円、親子券3,500円(子ども・大人各1名)。お問い合わせは2015fes@asakura-fes.jp、0946-63-9120(実行委員会事務局)まで。


演劇人冒険舎『あらしのよるに』

作:きむらゆういち(講談社刊)
構成・台本・演出:三樹健
日時:2015年3月21日(土)13:30
会場:久喜宮小学校(朝倉市杷木久喜宮865-1)
料金:1作品券 大人1,500円、親子券2,000円(子ども・大人各1名)
   フリーパスバッジ 子ども700円、大人3,000円、親子券3,500円(子ども・大人各1名)

【関連サイト】
第14回朝倉市国際子ども芸術フェスティバル
演劇人冒険舎

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報はお問い合わせ先にてご確認ください。

Social Share