飛ぶ劇新作はコロナから10年、新たな感染症に妖怪が!
飛ぶ劇場(北九州)が『ガギグゲゲ妖怪倍々禁』(作・演出:泊篤志)を12月4日(金)~6日(日)に北九州市小倉北区室町の北九州芸術劇場 小劇場で、来年1月30日(土)~31日(日)に久留米市六ツ門町の久留米シティプラザ Cボックスで上演する。
世界的なパンデミックが起きた。社会的マイノリティである妖怪たちにウイルス拡散の嫌疑がかけられてもおかしくはない。ガギグゲゲ!の雄叫びと共に種族存亡を賭けた闘争が始まるのだ。
北九州を拠点に活動する飛ぶ劇場が、「コロナ」「妖怪」をキーワードとした新作を発表する。作・演出を担当する飛ぶ劇場代表の泊篤志に本作について聞いた。
ー『ガギグゲゲ妖怪倍々禁』、これまでの飛ぶ劇場っぽくないタイトルですね。
1年前の時点で劇団員からの提案で2020年は「妖怪」にしようってなって。で、その時点での仮タイトルは『妖怪大戦争』だったんです。でも、妖怪大戦争って鬼太郎の映画か何かであったし、ずっと正式タイトルを模索してまして。で、コロナ禍になって、ふっと、「倍々禁」てのが浮かんで、あと「ガギグゲゲ」は何か勢いで付きました。
ーどんな内容でしょうか?
舞台は2030年、コロナウイルスが収束してから10年くらい経って、次の新たな感染症が世界に蔓延してるって状況で、妖怪の血統を持つものたちが「感染を拡大させた張本人じゃないか」とあらぬ疑いを掛けられ弾圧されていくって話です。
ー妖怪は本当に出てくる?
出てきます。
ーコロナの影響を受けた内容ですか?
ちょうど緊急事態宣言が出されたこの春くらいに悶々と話を考えていたので、もろ影響を受けてますね。もうそこは諦めようと。開き直って作りました。ただ、コロナそのものというより、今後、感染症によって自分たちの社会がどう変わっていくのか、心の在りようはどう変化していくのか、みたいなことを描いたつもりです。イメージ写真にもありますが、登場人物はほとんどのシーンでマスクを着けて演じているので、まさにコロナ禍の演劇になってるんじゃないかと思います。
ーマスクを着けての演技、セリフや表情、物語などがどのように伝わるのか興味がありますが、心配はありませんか?
えー、と。たぶん大丈夫です! 役者の暴れっぷりにご期待ください!
出演は、桑島寿彦、木村健二、葉山太司、脇内圭介、中川裕可里、角友里絵、佐藤恵美香、德岡希和。
チケットは一般2,800円(当日3,000円)、学生1,800円(当日2,000円)、高校生以下1,000円(当日1,200円)。
お問い合わせは飛ぶ劇場info@tobugeki.com、080-3901-5373まで。
飛ぶ劇場 Vol.42『ガギグゲゲ妖怪倍々禁』
作・演出:泊篤志
料金:一般前売2,800円(当日3,000円)
学生1,800円(当日2,000円)
高校生以下1,000円(当日1,200円)
【北九州公演】
日時:2020年12月4日(金)19:00
5日(土)14:00/18:00
6日(日)14:00
会場:北九州芸術劇場 小劇場(北九州市小倉北区室町1-1-1-11)
【久留米公演】
日程:2021年1月30日(土)18:00
31日(日)14:00
会場:久留米シティプラザ Cボックス(久留米市六ツ門町8-1)
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