そめごころ公演直前インタビュー

2015.04.12

演劇ユニットそめごころ(福岡)が第4回本公演『201Xの記憶』(脚本・演出:石田聖也)を4月23日(木)〜26日(日)、福岡市博多区祇園町のぽんプラザホールで上演する。

演劇ユニットそめごころは旗揚げ以来、野田秀樹作品と石田聖也による創作作品を交互に上演している。今回は石田聖也のオリジナル作品となる。

前回の本公演から1年。一人芝居フェスティバル、名古屋学生演劇祭、国際コメディー演劇フェスティバルといった外部企画の参加や、劇団の番外公演、外部客演等を経て成長を遂げたメンバーが、新作長編オリジナル舞台で「演劇文化の枠に切り口を入れる」という。

1年の活動の集大成とも言える今回の『201Xの記憶』。公演前の意気込みを担当者に訊いた。

演劇ユニットそめごころ

−まず、今回の『201Xの記憶』がどんな物語なのか教えてください。

抽象的な舞台なのであらすじとしては説明し辛いのですが、とある少女を通して舞台上の物語と現在私達の居る時代、ひいては観客席へ徐々に繋がっていく、蠱惑的侵食演劇作品となっています。

演劇ユニットそめごころ 第4回本公演『201Xの記憶』チラシ

−この1年を経て、稽古場で実感しているメンバーの成長や変化はありますか?

昨年は本当に激動の1年で、新メンバー加入ラッシュ、名古屋学生演劇祭での俳優賞受賞、福岡コメディ演劇フェスティバル、最強の一人芝居フェスティバルへの参加、外部演出家を迎え入れての番外公演、今回、第四回本公演のチケット料金を観客投書で決めていただく為の臨証実験公演など、短いスパンで多くの公演をこなしました。その為、メンバーの肝も座ったというか(笑)、“魅せる演技”が成長していると実感しています。

演劇ユニットそめごころ 第4回本公演『201Xの記憶』稽古風景

−今回の見どころを教えてください。

1年間磨かれた俳優と脚本・演出の力量をあらためて試す第四回本公演。目の前の物語が客席を侵食する“ゾワゾワ”をご用意しています。また、今回劇中歌を担当しているシンガー・ソングライター、高倉周作さんの「グッド・バイ」は必聴です。

演劇ユニットそめごころ 第4回本公演『201Xの記憶』稽古風景

−最後に一言お願いします。

平均年齢約22歳の若手演劇ユニットそめごころ、一年ぶりの本公演。福岡の芸術にまた一つ新しい切り口を入れる舞台をご用意させていただきました。キャナルシティ横、ぽんプラザホールにてメンバー一同お待ちしております。


旗揚げ前の活動準備公演から評価の高いそめごころ。ユニット名は「初心」を意味するものだというが、4日間で7回公演という公演数からも感じられるように、初心を忘れないながらも着実に次のステップに移行していることが窺い知れる。

出演は、君島史哉、田島宏人、古野裕基、せとよしの(以上、演劇ユニットそめごころ)、吉田理子、山崎瑞穂(万能グローブガラパゴスダイナモス)、清水ミサ、権藤拓(WETBLANKET)、髙木理咲子(西南学院大学)、藤田あやか(あそびこころ)、宮坂幸子(劇団HallBrothers)、佐藤柚葉。

チケットはCoRichチケット!にて予約受付中。前売・当日ともに1,400円。予約・お問い合わせはsomegokoro@gmail.com、080-5203-8691(相原)まで。


演劇ユニットそめごころ 第4回本公演『201Xの記憶』

脚本・演出:石田聖也
日時:2015年4月23日(木)19:30
        24日(金)14:00/19:30
        25日(土)14:00/18:00
        26日(日)14:00/18:00
会場:ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
料金:1,400円

【関連サイト】
演劇ユニットそめごころ

演劇ユニットそめごころ 第4回本公演『201Xの記憶』チラシ裏面

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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