DENGEKI実行委員:酒井絵莉子による、参加団体紹介!
10月8日(日)〜9日(月・祝)に熊本市中央区万町の早川倉庫で行われる早川倉庫杯くまもと演劇バトル「DENGEKI」vol.6。実行委員を務める酒井絵莉子から、参加団体の紹介コメントが届いた。
【Aブロック】
FLAG(宮崎) 『とうていわかりあえない』
初出場、Aブロック、トップバッターのFLAGさん。今回の作品は、女子高生の一人芝だそうで、圧倒的爽やかさを予感しています。実は、私もまだ拝見したことがなくて、気になっているところなんですが、つい先週行われたリーディング公演がTwitterで「生きる人の熱を感じた」「ナチュラル、自然」「土地の匂いを感じる」などなど、大評判で。会場全体に素敵な空気が流れるんじゃないかなぁと楽しみにしています。
演劇集団宇宙水槽(鹿児島) 『劇闘!虹ヶ原学園!!』
今回の記事を書くに当たって脚本拝見したんですけども、25分で終わらせるなんて勿体無い! てか、収まらないよね?! ってくらい、テンションもキャラもてんこ盛りな作品を奴等は持ってくるみたいです。ファンタジー要素を含む作品を得意としている宇宙水槽さんの、楽しいだけ、派手なだけでは終わらせない、”キラッ”とした作品の雰囲気に注目してください!
丸ーShip’(熊本)『リセットコンプレックス』
ゼロソー所属の吉丸和孝とフリーで活動中の冨川優、熊本で数多くの作品に出演し、若手と中堅の間で確かな存在感を放つ二人のコラボユニット。お二人とも別ユニットとしてDENGEKIには以前から出場されたことはあるんですけど、今回はお二人で出られるんですって。
陰湿集団(福岡)『オリオン座の王子様』
これまで展示型演劇や演劇についての実験上演など形にとらわれない活動も行っている若手ユニットで、毎作雰囲気がガラッと変わるんです。今回は、昨年DENGEKIに出演していた馬場くんが作演出でドタバタっとした作品を用意しているみたいです。
俳優陣も客演が多いこともあって、キャラクターがバラバラっていうとあれですが、色とりどりな印象なんです。それをまとめてくるのか、そのまま見せ付けてくるのか、楽しみです。
イチニノ(茨城)『誤差』
大人! ほんと、大人!! 今年で3年連続出演になるイチニノさん。戯曲自体がとっても文学的で、詩としても読めそうなくらい綺麗なんです。
今作は、全国各地の演劇祭で既に3箇所を回って来た練りに練られた作品という事で、期待値もいつも以上です! ”ハグ”をテーマに、一人の女性の心を描く「誤差」。熊本でも着々と名前を広げる彼らを、今知っとかないのは損ですよ。
【Bブロック】
いっぽ(熊本) 『情熱』
昨年、これまで演劇ファンであった土山さんが初舞台としてDENGEKIで披露され、決勝進出を果たした一人芝居が『いっぽ』。作品名がそのままユニット名となり、今回男女二人芝居の”情熱”で再登場。とてもシンプルで分かりやすい脚本が、いっぽの手にかかると驚くほど心揺さぶるものになるんです。これはきっと、役者、土山さんの真っ直ぐ過ぎる程真っ直ぐで、とっても控え目な人柄があってのことだと思うんです。「いっぽじゃないと見れないもの」が確かにあるってすごく魅力的です。
集団たま。(東京)『You & I 〜顔上げて、目線を上に、アップアイ、おっぱい〜』
私がDENGEKIに入る前に出場されたことがあって、他の実行委員が口を揃えて「面白かった」だとか「好き」だとか絶賛するんです。もう何年も前の25分間をこんなに覚えられているってすごいじゃないですか。それで、調べてみたら東京と福岡を拠点にして、お子さんのいる主婦の方が役者さんに多くいらっしゃって、お綺麗な女性陣で。そしたら、送られてきた上演作品情報がフルスイング”おっぱい”祭で(笑)正直、衝撃を受けております! もう観て確認するしかないんだなって思っています(笑)。
演劇ユニット「」(福岡) 『ポストロックとプリンパフェ』
私(酒井)の所属先ですね(笑)。私も出ます。旗揚げ当時からずっと、”会話”をなにより大事に作ってきたユニットです。少し地味かも(笑)ですが、今回のポスプリも含め、誰にでも心当たりのあるコンプレックスだったり、ちょっと気分が晴れる瞬間だったりをリアルに描きます。デリヘルの送迎車内が舞台なので、動きが制限される分、音響照明の演出に注目です!
劇団✡四灯星 (福岡) 『リストランテ・ドミンゴ本日営業中』
100日100人ミュージカルでお馴染みの市民ミュージカル企画のメンバーからお芝居好きが集まって出来たという劇団です。
旗揚げから2年ほどのまだまだピッチピチの劇団。経歴も年齢も様々に、親しみやすいエンタメ芝居で熊本を沸かす!
金平糖企画(大分)『ニュースペーパー タブロイド判』
出場団体募集時に送られてきた公演DVDが一際異才を放っていたのがこの金平糖企画さん。DVDで見たゲームオーバーでは、男女が二人密室にいて、お弁当の話をしたり、縛られたり。えっ? ってなるでしょ? でもこれが練られたものだと段々気付かされていく。アングラ芝居? いや、そう一括りにするのも違う。この”なにかやってくれそう”感。普段、飲み食いしながら演劇を楽しむ記憶喪失ナイトや、戯曲を読む会、はたまた官能小説の音読まで、幅広い活動をされているんですって。
Bブロック最後にすべてをかっさらっていく可能性も?! と思わせる、そんな劇団です。
チケットは、予選1ブロック1,500円、高校生以下800円、予選通し券2,000円、本選2,000円、高校生以下1,000円。
お問い合わせはDENGEKI実行委員会090-1196-7569(制作:酒井)まで。
早川倉庫杯くまもと演劇バトル「DENGEKI」vol.6
日時:2017年10月8日(日)13:00(Aブロック)/18:00(Bブロック)
9日(月・祝)14:00(本選)
会場:早川倉庫(熊本市中央区万町2-4)
料金:予選1ブロック1,500円
予選1ブロック高校生以下800円
予選通し券2,000円
本選2,000円
本選高校生以下1,000円
【関連サイト】
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