9PROJECTが1982年版『ストリッパー物語』をそのまま上演!

2019.10.12

9PROJECTがvol.11『ストリッパー物語』を11月4日(月・祝)、大分市金池南のJ:COMホルトホール大分 小ホールで上演する。

9PROJECT vol.11『ストリッパー物語』

「…あたし、踊れなくなるのかな」
明美は盛りを過ぎたストリッパー。お腹には醜い手術痕が残り、子供の産めない体になっている。かつてはブロードウェイのステージに憧れ、貨物船で密航しようとしたこともあったが、客を沸かせた踊りも、今は見る影もない。落ち着いた暮らしをしたいと思うこともあるが、腐れ縁のヒモのシゲさんは、のらりくらりとかわしてばかりいる。

その明美の前に、一人の少女が姿を現した。劇場の片隅から、明美の踊りに羨望の眼差しを送るその少女こそ、シゲが家に残してきた、娘の美智子だった。
「私、アメリカに行くんです。踊りの勉強がしたいんです」
キラキラとした瞳で夢を語る美智子の姿に、いつしか明美はかつての自分の姿を重ね合わせていた…。

「どうせ踊れなくなるんだったら産めばよかったね。女の子だって言ってたから、女の子だって言ってたよね。あたし踊り教えてあげられたのに。…ねえ、あんた。あたし捨てないでね。」

虐げられるが故により深く愛し合う、ヒモとストリッパーの真実の愛の物語。

つかこうへいに師事したメンバー3名によって結成され、70〜80年代のつかこうへい作品を中心に公演を行う9PROJECT。今回上演するのは、『蒲田行進曲』や『熱海殺人事件』などとともに、つかこうへいの代表作と称される初期の傑作『ストリッパー物語』。再演を重ねるごとにいくつものバージョンが作られた本作。今回は1982年に田中邦衛・根岸季衣主演で上演されたバージョンを一切脚色せず、上演時そのままの戯曲で挑む。

出演は、高野愛、相良長仁、諏訪貴大、三木だいすけ、農坂夢香。

チケットは、一般3,500円、学生2,500円(前売当日共通)。

お問い合わせは9PROJECT 050-5889-5877まで。


9PROJECT vol.11『ストリッパー物語』

作:つかこうへい
演出:渡辺和徳
日時:2019年11月4日(月・祝)13:00
会場:J:COMホルトホール大分 小ホール(大分市金池南1-5-1)
料金:一般3,500円
   学生2,500円

【関連サイト】
9PROJECT
9PROJECT(Twitter)

9PROJECT vol.11『ストリッパー物語』

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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